教員紹介
氏 名 | 坂梨 喬 (Takashi SAKANASHI) |
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担当科目 | 民法Ⅴ(家族法)、民法演習Ⅲ |
最終学歴 | 同志社大学法学部法律学科卒業 |
専門分野 | 民法(親族法・相続法) |
研究テーマ | 人事訴訟の家庭裁判所への移管後の家事調停の在り方、人事訴訟の在り方、家族社会学や家族心理学に裏付けられた家族法の体系化 |
共 著 | 『渉外養子縁組に関する研究』(梶村太市、小野瀬厚と共著)(平成11年司法研修所・法曹会) |
分担執筆 | 梶村太一・棚村政行編『新家族法実務大系5』(平成20年新日本法規出版)(執筆箇所:合意に相当する審判の問題点、調停に代わる審判の問題点、審問中心主義と調査中心主義) 雨宮則夫・石田敏明編『遺産相続訴訟の実務』(平成13年新日本法規出版)(執筆箇所:第3章当事者の範囲に関する紛争) |
論 文 | 現代家事調停論(判例タイムズ1237号) 家庭裁判所の仕事論(ケース研究263号平成12年) 氏・名変更許可実務の現状と展望(戸籍694号平成11年) |
ひとこと | 法科大学院は、いうまでもなく、将来法曹として働くにふさわしい人格・識見を持った人材を育成するための第一歩となる学びの場です。法律の勉強は、ともすると、重箱の隅をつつくような微細な迷路に入り込んでしまいます。しかし、法曹として必要とされるのは、人間に対する深い理解と共感力、創造的な知性、困難に動じないおおらかな感性です。一言でいえば、人間に対するセ ンスが問題なのです。法解釈や学説・判例などを知識としてのみ身につけるだけではいきいきとした真に実務に有用で国民のためになる法律家はうまれません。自分の頭で考え、間違いを恐れずに発言し、柔軟な地頭力を身につけるようにしましょう。「法律家を隣人に持ちたくないものだ」と言われたりします。それは、法律家がなにかというと屁理屈を言って人を困らせトラブルの原因にすらなることがあるという経験から生まれた言葉でしょう。法科大学院では、日々の勉強に追われますが、豊かな人間性を培おうという気持ちだけは忘れないでください。 |