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教員紹介

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氏  名 西 理 (Osamu NISHI)
担当科目 民事手続法、民事手続法演習、民事法総合演習Ⅱ、民事模擬裁判、執行・保全法
最終学歴 昭和43年3月 東京大学法学部卒業
専門分野 民法、民事訴訟法
主な論文 1 「民事裁判における訴訟運営の理論と実際」上・中・下(判例時報1102、1104、1106号の各3頁~)
2 遺産分割理論の再構成(試論)(家庭裁判月報41巻10号42頁以下)
いずれも古いもので、ここに挙げるのはいささか気が引けますが、近々、判例時報誌に「事務管理についての覚書」と題した小論文を発表する予定です。
ひとこと  私は、昭和45年から約40年もの長い間、裁判官をしていました。その間全国各地の裁判所を転々としてきましたが、近年は出身地の大分に近いこの福岡の地で勤務し、昨年暮れに定年退官しました。そして、この4月1日付けで西南学院大学法科大学院の実務家教員として再スタートする機会を与えられました。そういうわけですので、身体と頭が老化してきているのは否めませんが、気持ちは新人です。特に、この大学の環境のよさ、同僚である諸先生方のお人柄の良さ、院生諸君の意欲的な姿勢など、いずれも私を満足させてくれるものでした。中でも、研究者教員の方々と身近に接することができるのは私にとって大変刺激的です。また、法律学や法律論に対する自分の知的好奇心が未だ健在であることを再確認することができたのも、大きな収穫でした。「こんなことなら、もっと早く裁判官を辞めてもよかったなー」というのが現在の心境です。とはいえ、学究の世界に身を投じたわけではなく、あくまで法曹養成のための法科大学院のスタッフになったわけですから、院生諸君に是非とも所期の目的を達成してもらわなければなりません。そのために、私の持てる力の全部を捧げなければならないのだと覚悟を新たにしています。
 先日、チャペルに出席しましたが、その週の聖句は「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」でした。「ああ、これはまさに法科大学院生のためにあるような言葉だなあ!」と都合のよい受け止め方をして、勝手に感激したことでした。
 院生諸君には、どうかこの精神で頑張って下さい。心から、かつ、全力で応援します。

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