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本学法科大学院主催「法曹像を考える講演会」が開催されました

  11月19日(日)本学法科大学院棟16講義室にて、例年行われている本学法科大学院主催の「法曹像を考える講演会」が開催され、24名(法科大学院生、学部生、弁護士、一般参加者など)が参加しました。

 「法曹像を考える講演会」は、本学法科大学院がキリスト教主義に根差した博愛・奉仕の精神をバックボーンとして、「他人の痛みが解る実務法曹の養成」という目標を掲げ、高度な人間的資質の追求、より具体的には法曹としての自立的研鑽の意識や豊かな人間性に裏づけられた実務的能力の獲得等を目的とし、例年秋に開催しております。 東京弁護士会の浦城知子弁護士から「国際基準の人権保障を目指して」と題して講演会が行われ、日本で生活する外国人(難民申請者、非正規滞在者など)が置かれている現況と人権保障を題材に、国際人権法を活かす取り組みについて、弁護士の実務や、留学時の海外での体験などスライドを交えて紹介し、外国人に関わる入管での諸問題(日本の難民認定率の低さ、入管施設における医療、収容期間の問題など)について、弁護士としてどのように関わっているか、海外との比較、国際人権法の適用の余地などについてお話しいただき、その後、活発な質疑応答が行われました。 参加者は「留学や実体験を踏まえた非常にわかりやすい講演内容で国際人権に対する理解を大きく深めることや、現在の日本における問題点を知ることができて良かった。」「イギリスと日本の裁判との比較を通して、『日本も国際である』という視点を身に付けることができた機会になったように思います。」「日本の中の国際性という分野が西南らしくて良かった。」など有意義な時間を過ごせた様子でした。

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