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司法試験合格者の声

高嶺 航さん

法学未修者コース  2019年3月修了

  

1. 法曹を目指したきっかけ
 私は西南学院大学の法学部から法科大学院に進学しましたが、法学部時代は、法曹ってかっこいいな、なれたらいいなといった漠然とした憧れがあるだけで、就職先の選択肢の一つに過ぎませんでした。
 それでも法科大学院への進学を決めたのは、大学院進学者向けの早期卒業制度があり、3年で大学を卒業できるチャンスがあったからです。自分の実力が法科大学院で通用するのか確かめてみたくなったのが進学の一番の理由でした。その後、法科大学院で実務家の先生と接するうちに、自分も同じような仕事がしたいと思い、法曹を目指すようになりました。

2. 試験勉強中のモチベーションの保ち方
 司法試験に向けた勉強はハードで、長期に亘ります。そのような中でモチベーションを保つ秘訣は、アクセルとブレーキのバランスにあると思います。つまり、同じペースで勉強し続けるのではなく、勉強するときはできるだけハードに追い込み、その後はリラックスする時間を十分に設けることです。
 私の場合、一緒に勉強するゼミ仲間の存在がアクセルを踏んでくれました。ゼミで切磋琢磨することはもちろんですが、自習室でも近くの席で勉強することで、自分も負けていられないという気持ちになり、勉強の勢いを加速させることができました。
 そして外が暗くなる前にブレーキをかけ、ジムでトレーニングをしたり、ゲームをしたり等、試験のことを全く考えない時間を作ってリラックスしていました。
 このようにバランスを保つことで良いモチベーションを維持することができ、苦しさを感じることなく勉強を続けることができました。

3. 受験生へのメッセージ
 司法試験に合格する鍵は「上手く」勉強することにあると思います。司法試験で求められる力は多く、法律の基礎的な知識を身に付けるだけでは合格できません。それらの知識を応用する力や論理的に表現する力も必要になってきます。そのため自分に足りていない力を特定して、そこを伸ばしていくことを意識しながら勉強するのが大切だと思います。それが「上手く」勉強するということです。
 このことは司法試験に限らず、目標を成し遂げるために必要な要素の一つだと思います。大きな目標に向かうことは山登りに例えられることが多いですが、私は必ずしも一歩ずつ着実に登っていくルートが全てとは思いません。ロープウェイでも、ヘリコプターでも、効率よく登頂できる方法は無数にあるはずです。自分にとって最適なルートを見つけ出して「上手く」勉強してください。

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