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司法試験合格者の声

濱田 知明さん

法学既修者コース  2015年9月修了

  

1 法曹を目指した理由について
 私は、大学受験の時期に特に将来の目標がなく、当時理系であったため、大学も理系の大学に入学しました。しかし、大学生活中に将来のことを考えた際に、漠然と、自分の中で形に残るものをやり遂げたいと思うようになりました。そして、過去に友人との会話の中で「司法試験」や「弁護士」に関する話が記憶にあり、私も挑戦してみたいと思い、法学部法律学科がある大学に3年次に転入し、法科大学院に入学することにしました。

2 司法試験に合格するまで
 私は、3度目の受験で合格することができました。法科大学院を9月に修了したのですが、その後1月には体調不良等の理由もあり地元に帰って勉強することにしました。したがって、2年半年ほどの受験期間のうちほとんどの時間を1人で勉強することになりましたが、幸いにも合格という結果を得ることができましたので、司法試験は必要な勉強をすれば十分に合格することができる試験であると思います。また、ゼミや予備校については、私自身がこれらを特に利用していなかった(3回目の受験直前の3月の TKC の模試を利用した程度)ことから、1つの方法論にすぎず、自分にとって必要かどうかを判断して利用すればいいと思っています。これらは有益なものではありますが、限られた時間の中で最大限効率化するために利用するべきものであり、合格のために必要不可欠なものではないと考えています。

3 短答式試験について
 私は、1度目の受験では、短答式試験のボーダーを超えることができませんでしたので、短答式試験についてもきちんと対策をとる必要があると思います。具体的には、1つ1つの肢について正誤だけでなく、どのようなプロセスで正誤を判断することができるかを、特に基本的な問題については、きちんと確認しておく必要があると思います。

4 論文式試験について
 論文式試験は、事案の分析→答案構成→文章化といった過程をたどると思うのですが、これらの過程のうち、合格のためになにが足りていないのかを意識した勉強が必要だと思います。私の場合は、答案構成までできていれば、文章化すること自体は苦手ではなかったのですが、問題は答案構成に至るまで、特に事案を分析し、どのような問題点(いわゆる論点)があるのかを把握することが不十分であったと考えていました。そこで、そのような点を補うことができるような勉強を重点的にしました。

5 モチベーションについて
 受験期間中に勉強があまりはかどらないといったことは当然ありましたが、勉強するのが嫌だということはあまりなかったと思います。モチベーションの維持のための方法も様々あると思いますが、早めに自分なりの方法を見つけることが必要だと思います。私の場合は、勉強を習慣化していました。まず勉強をする状態であるかどうかにかかわらず机に向かったり、どこへ出掛けるにも参考書を持ち歩いて、スキマ時間も勉強したりしました。




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