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司法試験合格者の声

神原 奈津子さん

法学未修者コース  2011年3月修了

  

 私は大学では法学部に所属していたものの、その時はまだ法曹になることを特に意識していなかったため、司法試験の勉強はおろか、法律の勉強自体あまりしていませんでした。ですので、法科大学院入学時は純粋未修者と変わらない状態だったといっても過言ではありません。かといって、私は飲み込みの早い天才型ではなかったので、本当に3年間で合格できるのだろうか、私にはとても危険な綱渡りなのではないかと、法科大学院入学当初は不安でいっぱいでした。
 しかし、本学での生活を送っていくうちに、こんな私でもここで3年間努力をすれば司法試験に合格できるかもしれないという希望がわいてきました。そして、この希望が、3年間で絶対に合格してみせるという強い決意に結びつきました。
 まず、法科大学院の授業は大学の授業とは違って、基礎からしっかりと学べるものでした。また、授業以外でもそれぞれの科目ごとにオフィスアワーが開催されており、皆が自分にあったオフィスアワーを選んで自由に参加することができます。私は、法科大学院入学までは法律の文章というものをほとんど書いたことがなく、論文に不安があったため、答案を多く書かせてもらえるオフィスアワーには特に積極的に参加しました。
 さらに本学は、施設、人、雰囲気がとてもよく、恵まれた環境の中で生活を送ることができました。図書館内には立派なキャレルが設置されており、長時間座っていても苦痛のない椅子で勉強ができます。司書の方はいつも素敵な笑顔で対応をして下さり、気持ちよく図書館を使うことができます。事務の方々は入学後すぐに全員の名前を覚えてくださり、事務室に入るといつも暖かく迎え入れてくれるので、安心して学校生活を送ることができます。先生方はみな熱心に指導して下さり、学生一人ひとりに気を配ってくださいます。そして、本学で出会った友人は皆、一緒に司法試験を目指す仲間であり、お互いに励まし合いながら実力を高め合える欠かせない存在でした。
 司法試験に合格するためにはやはり、毎日コンスタントに勉強することが大切なのですが、その当たり前のことがなかなか難しく、途中で何度も心が折れそうになったり、やる気を失いかけたりすることもあります。しかし、司法試験合格は自分のがんばり次第で決して手の届かないものではないんだ、という希望が支えとなり、私は勉強を続けることができました。そして、西南法科大学院は、いろいろな場面で学生皆にそんな希望を与えてくれる学校です。私は、本学への入学が、合格への第一歩だったのだと実感しています。

[2012(平成24)年10月記す]

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