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新司法試験合格者の声

河内 絵里子さん

法学未修者コース  2007年3月修了



 私は、大学法学部在学中に司法制度が新しくなったことから、あまり深く考えることなく法科大学院への進学を決め、本学の未修者コースに入学しました。
法科大学院での授業は、大学での授業と違い、より深く広く学ぶものでした。同期には社会人経験のある人が多かったため、人生をかけてこの試験に臨んでいるという緊張感が常にあり、先生方もこれに応えるように、大変情熱を持って指導してくださいました。その中で、次第に自分自身が司法試験への挑戦という追い込まれた環境にいることに気づかされ、司法試験への挑戦の道を選んだ以上、絶対にやり遂げなければいけないという強い決意が生まれました。
 卒業後、1回で合格できず、結局5年目の3回目にしてやっと合格することができました。途中、経済的事情から働かざるを得ないことになり、勉強を続けていくか何度も悩みましたが、校舎で先生方に会うたびに期待してくださっているのを感じ、それを励みに自分を奮い立たせてきました。
 司法試験への挑戦は孤独です。私は、勉強を続けていくうえで一番大事なことは、自分を励まし続けることだと思います。周りからの温かい励ましや期待は、勉強を継続していくうえで必要不可欠なものです。ましてや1回で合格できなかった場合には、次第に精神的に追い込まれていくので、なおさら励ましが重要になります。
 本学では、合格に必要な「励まし」がたくさん得られます。まず、施設面のサポートが充実しています。図書館以外にも、自習室が設けられており、自分に合った場所で勉強できる環境が用意されています。また、修了後も図書館の利用や、ゼミや授業への参加ができ、学生を合格まで支援していく体制が整っています。
 次に、アットホームな校風なので、人とのつながりが他の大学院よりも強く、お互いの状況などの話が刺激となり、勉強への意欲が持続します。 また、少人数制の大学院であることから、先生方が学生一人一人の個性や学力を把握しており、その人に合った充実した指導やアドバイスがなされます。それは、卒業後も変わりません。今年の合格祝賀会のスピーチにおいて、院長が合格者一人一人の当初の印象を語っておられるのを聞いて、本学は一人の学生を合格に至るまで見守り続けてくれる大学院なのだと思いました。
 西南学院大学法科大学院で勉強すれば、絶対に合格を勝ち取れるはずです。是非、粘り強く頑張ってください。
[2011年10月記す]

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