教員紹介

PROFESSORS

児童教育学科教員紹介

  • 安楽 和夫
    先生
    算数教材を通しての数学的な見方・考え方に関する研究

    小学校教員免許に関係する科目である「算数科指導法」や「数学概論 I」、「数学概論 II」などを担当します。また全学の共通科目として、「数学基礎A,B」や「情報数学A,B」なども担当します。
    数学は公式を覚えなければいけないものと思っている人が少なからずいますが、覚える前に理解することが大事です。小学校の授業でもみんなでいろいろ考えを述べ合ったりしたと思います。演習もそんな形の演習を目指したいと思っています。

  • 藤永 豪
    先生
    身近な地域の調査と探求

    私の専門は地理学です。“地理”と聞くと、教科書や地図帳に記載されている地名や特産品等を覚えるだけの“暗記科目”と思う方も多いでしょう。しかしながら、本来の地理“学”とは、身近な地域も含め地表上に展開する多様な人間活動や自然環境、あるいは両者のかかわりについて考察し、それらの背景にある要因や特徴を解明する学問なのです。ゼミでも、そうした地理学の視点や考え方をもとに、身近な地域の様々な現象について学生のみなさんに考えてもらいます。

  • 古田 雅憲
    先生
    絵巻物や絵本を用いた日本語・日本文学の研究

    「言葉の文化を学ぶ」と言うと、皆さんは『源氏物語』や『こころ』といった文字資料の読解を想像することでしょう。確かに文字資料は多くの情報をもたらしてくれます。しかし「読む・書く」活動(文字言語)だけが文化を編んだわけではありません。それは「話す・聞く」活動(音声言語)によっても豊かに紡がれました。私たちは、文字言語と音声言語の接触点に花開いた「絵巻物や絵本の世界」を読み解きながら、言葉と絵が織りなす多彩な文化のありさまを学んでいます。

  • 平松 愛子
    先生
    器楽による芸術表現―相手の心に届く表現方法の研究―

    主に、ピアノ・弾き歌い、幼児と音楽表現に関わる科目を担当しています。ゼミでは、音楽づくり(創作活動)や演奏(表現活動)を通してどのように「音楽で人とつながる」ことができるのかを考えています。具体的には、楽曲の構造や背景、精神の理解、表現技術の研鑽、そして自分にしか出せない音色の探求を繰り返しおこなっています。さらに、掘り下げていく過程で味わう様々な葛藤や自身の変化を何度も経験しながら、子どもたちの多様な表現と表現する過程で起こる小さな変化をも受け止め、共感することのできる素地を養っていきます。

  • 細川 美幸
    先生
    個別支援の研究

    本学児童教育学科を卒業後、保育士として障碍児の療育に携わり、その後、大学院進学をして臨床心理士となりました。ゼミでは、保育実践を通じてチーム実践や地域貢献を体験します。その後、心理検査や技法等を体験しながら自己理解や他者理解を深めます。発達検査や障害特性について学び、専門性を深めます。子どものことを知る、知ろうとし続ける個別支援の実践家となれるよう共に育ちあうことを目指しています。

  • 門田 理世
    先生
    多様性に根付いた子ども理解を育む

    大阪市生。米国イリノイ州で修学。専門は乳幼児教育学。
    このゼミでは、①多角的視野を持って論理的思考を培う、②多様な視点で他者や現象を理解する、③自らが責任をもって表現・発信することを通して、子どもたちや保育者のwell-beingについて考え、乳幼児教育学の原理を学んでいます。卒業後は、先生になる、留学する、研究者になる、子どもにかかわる企業人等、様々です。乳幼児教育学を学ぶだけでなく、乳幼児教育学を通して何を経験し、何を理解するのかを大切に思う真理探究志向の人たちの集まりです。

  • 鹿島 なつめ
    先生
    心理学・特別支援教育から生涯発達支援について考える

    児童教育学科で発達心理学・教育心理学、近年は特別支援教育に関する科目も担当しています。
    主に幼児期・児童期の感情制御発達について研究していますが、臨床心理学を専門としているため臨床心理実践とその研究も並行しています。
    ゼミでは子どもや青年の発達にまつわるテーマや発達障害を持つ人への発達支援、学習支援の問題を検討しています。文献読みや調査を通して、様々な対象への理解を深め、発達支援や学習支援の方策や手がかりを構想できることを目標にしています。

  • 倉元 綾子
    先生
    個人・家族・コミュニティにおける生活課題に関する研究

    私は家政学・家政学原論・食生活に関する研究と教育に携わってきています。本学では「家庭概論1・2」「家庭科指導法」「子どもの食と栄養」等を担当しています。さて,今日の日本と世界では,2019年末以来新型コロナウイルス・パンデミックが猛威を振るっています。そのなかで,ジェンダー不平等,子どもの貧困などの生活課題が改めて顕在化しています。生活課題の背景や実像を明らかにし,家庭生活教育・親教育等を通じて解決方法を探っていきます。

  • 黒木 重雄
    先生
    造形表現に関する基礎的な技術・理論・知識の修得

    絵を描くことは、答えの無い問いに挑むことです。この問いにゼミ生は皆悩みます。私としては、なんとか役に立ちたいと思うのですが、掛ける言葉が見つからなくて、ただただ見守るだけになってしまいます。自分の非力を棚に上げるわけではありませんが、結局、絵は自分ひとりで描かなければならないのです。昨今は“助け合い”が強調されますが、それでは解決しないこともたくさんあります。私はこのゼミを通して、自分ひとりでやり遂げることの難しさと楽しさを感じてほしいと思っています。

  • 塩野 正明
    先生
    理科教育の基礎と教材研究

    理科教育を実践するに際し,さまざまな実験を児童に行わせ,または教師が壇上で演示実験を行う機会が多くある。理科実験は,自然現象や科学の法則を直接体感させることにより,興味を抱かせるとともに理解を一層深めることに役立っている。そのためには,理科実験教材は,教示したい現象を的確に伝えられるようにデザインされており,児童の興味を引き付ける面白さを兼ね備えていることが大事である。
    ゼミにおいては,教育現場で使用されている理科教材や演示方法等を調べ,独自の実験教材を作成・開発することを目標とする。

  • 松村 敬治
    先生
    化学から見た理科教育と環境問題

    私たちは色々な物質に囲まれて生活しています。化学は、こうした「物質」の構造や性質を探究する学問です。ゼミでは分光法を用いて身の回りの環境測定や色彩の吸光度の測定やシャボン玉の測定を行っています。また、自然界の造形をヒントにしたデザインの研究をしています。こうした研究を基にして、新しい理科の教材開発を行っています。

  • 中尾 かおり
    先生
    小学校外国語教育および外国語科教材に関する研究

    外国語教育に関する幅広いテーマを題材として研究を行っています。ゼミでは、各自が関心のあるテーマに沿って文献を読み、ゼミ生同士のディスカッションを通して、そのテーマについて理解を深めます。また、学生サポーター活動やボランティア活動などを通してフィールドワークを行い、授業内容や方法について検討を重ねていきます。その他、同学年だけでなく他学年との合同ゼミも実施し、小学校外国語教育に関するさまざまな活動に取り組んでいます。

  • 高野 一宏
    先生
    アジアのスポーツ文化変容

    ゼミにおいてはスポーツの含み持つ意味を解き明かし、各自がスポーツの文化論を展開できるようになることが目的である。結果として、教材開発の有力な手立てを得ることになるといえる。分析のためにスポーツ人類学、スポーツ史、スポーツ社会学を主要な方法とし、文献購読を行う。なお、アジアに焦点を絞り、エスニックスポーツに関するフィールドワークを実施する。

  • 渡邊 均
    先生
    子どもと芸術表現/学習指導の設計と評価

    舞台芸術表現(オペラ、オラトリオ等)と学習指導法の研究に携わってきた経験から、プロジェクト型の学習指導の設計及び評価など、主に学習開発の研究に取り組んでいます。子どもたちの遊びや学びの中で、特に生成的・創造的な活動の中から、芸術的な探究に導き展開する場面について、文献研究や実践的な研究に取り組みます。希望する皆さんとはベルリンに足を運び、歴史・文化・芸術の最先端、且つ充実した環境で体験・交流学習も行います。

  • 山本 孝司
    先生
    子ども尊重のロマンを追い求める研究

    19世紀20世紀のアメリカを中心とする教育哲学・思想について研究をしています。その中でも、子どもの本性を肯定的に捉える、「子ども中心主義」の教育原理に関心をもって研究を進めてきました。広義での教育には、教育する立場だけでなく、教育を受ける立場も含めて誰もが関わります。その意味で「コモン」(common)な性格を有する経験であり、誰もが教育について語る権利をもっています。自分のもっている教育に関する経験に基づきながら、一緒に教育を科学しましょう。

教職教育センターの先生方(田代裕一先生、川上具美先生、田中理絵先生、雪丸武彦先生)も児童教育学科で授業を担当されています。教職教育センターの先生方については教職課程HPをご覧下さい。
※すべての先生が毎年ゼミを開講しているわけではありません。特定のゼミの開講がない年度もあります。