就職・進路について

CAREER

卒業後の進路

進路状況グラフ[2023年3月卒業生] 進路状況グラフ[2022年3月卒業生]

教職・保育職を中心とした
多岐にわたる進路で活躍中

卒業生は小学校教諭、幼稚園教諭、保育教諭、保育士、福祉職、指導員、支援員、公務員(行政職)、一般企業など多岐にわたる進路で活躍しています。

先輩の就職体験記

高石七帆さん
(保育士・福岡市)

実際に保育園に足を運び、
見学や自主実習をさせていただきました。

大学三年生の12月頃から自己分析を行い、3月頃には教育関係に絞って就職活動を始めました。初めに、一般企業での説明会や面接、グループディスカッション等に参加しました。そうするうちに幼少期から目指していた、保育士になりたいと改めて思うようになりました。

保育士として就職先を決めるにあたっては、実際に保育園に足を運び、見学や自主実習をさせていただきました。その中でも、研修の制度が充実しており、様々な形で子育て支援を行っている公立保育所に惹かれ、働きたいと思うようになりました。

公立保育所で働くには地方公務員試験を受ける必要があったので、試験、面接対策のため、5月頃からカルチャースクールに通い初め、7月の夏季講座まで受講しました。その他の試験科目である、ピアノは得意ではなかったので講師の先生にレッスンを受けました。専門試験(保育士枠)はネット、カルチャースクールで過去問を収集し自学で勉強をしました。

森田愛さん
(保育士・社会福祉法人 玉成会ひかり保育園)

学科やゼミにはいつも親身になって
相談に乗ってくれる仲間がいました。

子どもが好きで、子どもに携わる仕事に就きたいという夢を持ち、児童教育学科に入った私。具体的な目標を持つようになったのは、ゼミに入り保育についてより理解を深めていた大学3年生頃でした。

ゼミでは実際の現場に出向き、先生方の思いや子どもたちの姿から多くのことを学ばせていただきました。また、自主実習を通して様々な保育園の雰囲気や保育に触れ、保育を身近に感じることができました。授業を通して保育に対する考えを深めることはもちろんですが、座学を通して感じた自分の考えを大切にすることで私自身の保育観を築いていきました。

就職について悩むことはありましたが、学科やゼミにはいつも親身になって相談に乗ってくれる仲間がいました。それは就職した今でも変わらず。本音で話せる仲間が出来たことは大学時代の財産だと思っています。学科での経験が今の私の助けになっています。どうか恐れず楽しんでください。

牛原綾乃さん
(私立幼稚園教諭・日本バプテスト春日原キリスト教会附属 恵星幼稚園 内定)

皆さんが本当に自分のやりたい保育が
出来る園を見つけることが
出来るように願っています。

私が就職活動をする上で大事にしていた点は「自分のやりたい保育」を明確にすることです。幼稚園や保育園、施設など様々な場所で実習をさせて頂く中で例えば小規模保育が良いのか大規模保育が良いのか、自由遊びが多い園が良いのかカリキュラムがある程度決まっている園が良いのかなど自然と自分に合っている形が見つかってくると思います。その考えをもとに園のホームページを見たり、園見学を申し込んだりして就職活動を進めていく必要があります。

また、自分が設けた条件の中から探していくことも大切だとは思いますが、実習させて頂いた園の中で就職したいと思えることもあるので1つ1つの実習を丁寧に行うことも1つの就職活動になるのではないかと思います。

私の場合は4年の4月から自分の働きたい場所や保育の形などを書き出し、インターネットで探し始めました。園見学に行ったり考えを深めたりする中で3年時に実習をさせて頂いた園が一番自分のやりたい保育が出来ると思い、園見学を申し込んだのち面接を受けて内定を頂きました。

保育の就活は一般就活に比べると遅いので焦るかもしれませんが、皆さんが本当に自分のやりたい保育が出来る園を見つけることが出来るように願っています。

森本華子さん
(小学校教諭・北九州市)

練習はもちろん、一般企業で就活していた
友達にたくさん話をききました。

私は小学校と幼稚園の教員免許を取得しました。しかし、就職活動をする時点では、どちらに就職するか迷っていました。教員採用試験の申し込みが迫っていた時、まだ迷っているという理由で受けなかったら後悔すると思い、小学校に決めました。場所は地元である北九州市を選びました。

準備として学科で集まる勉強会がありましたが、部活動などの理由で参加していませんでした。5月になり、一次試験の勉強を本格的に始めました。過去問を何度も解き、出てくる文章を何度も読みました。二次試験は、模擬授業、集団討議、面接、ALTとの英会話でした。私は、私自身を最も伝えることができる面接に力を入れました。必ず聞かれるような質問に対しては一度文章に書きました。

練習はもちろん、一般企業で就活していた友達にたくさん話をききました。私たちより何度も面接をしている分、学んだこともたくさんありました。準備できていない質問もされましたが、自分の考えや思いを素直に伝えることを意識しました。

尋木真さん
(小学校教諭・大野城市立下大利小学校)

教師としての資質・能力は、西南学院大学
での学びで養われたものです。

教師としての1番のやりがいは授業づくりです。子どもたちの実態を基に、意図的・計画的に問いを設け、体験活動や考える場を仕組み、子どもたちと共に学ぶことは未来への希望を膨らませていく楽しい営みです。では、授業づくりの基盤となる子どもたちの実態の把握はどのように進めればよいのでしょうか。それは子どもたちを行為レベルで見取り、興味関心、思いや願いを理解していくことだと考えます。

児童教育学科では幼児期、児童期における子ども理解を専攻しました。園や学校に実際に行き、子どもの遊びや学習の様子を発言や表情、視線等の行為レベルで観察し、記録をとることで子どもの学びを可視化していきます。このことは、子どもの主体的な学びを実現していくために必要不可欠な考え方であり、技術であると振り返ります。

子どもを理解し、寄り添うことを念頭に置いた教師としての資質・能力は、西南学院大学での学びで養われたものです。

福岡市教員採用試験特別選考制度・各自治体大学推薦制度について

西南学院大学は福岡市と「教員養成にかかる連携・協力協定」を締結しています。
福岡市教員採用試験特別選考制度とは、「教員養成にかかる連携・協力協定」を締結した大学等に在籍する学生のうち、福岡市立学校において実施した教育実習で優秀な成績を収め、かつ在籍する大学等から推薦された、教員としての高い資質・能力を持った人材を採用することを目的として2022年度より開始された制度です。

この他にも、多くの自治体が様々な方法で教員採用試験特別選考、大学推薦制度を実施しています。

従来の教員採用試験と併せて、選考方法が広がったと言えるでしょう。