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児童教育学科

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実践に裏打ちされた知識・技能と豊かな人間性。
保育・教育のスペシャリストを目指す。

保育学・教育学および関連分野の基本的な概念や理論を学ぶとともに、実習を通して実践的な知識と技能を修得。現場に対する理解を深め、高い専門性を身に付けます。人間形成の基礎を培う乳幼児期から児童期の子どもたちの学びを支え、キリスト教主義に基づく思いやりの心と豊かな感性をもった保育・教育のスペシャリストを目指します。

実践に裏打ちされた知識・技能と豊かな人間性。
保育・教育のスペシャリストを目指す。

学びのフィールド

学びのフィールド写真
Professor’s Voice

児童教育学を学ぶ理由

学びのポイント

少人数教育で専門性を深め、現場実習で実践力を身に付ける
学科の特色_1
キリスト教主義に基づく豊かな人間性を涵養
学科の特色_2
5種類の資格・免許が取得可能なカリキュラム
学科の特色_3

本学科で取得できる5種類の資格・免許

保育士資格(保)、幼稚園教諭一種免許(幼)、小学校教諭一種免許(小)、学校図書館司書教諭、博物館学芸員が取得可能。乳幼児への関心がある方は(保(幼)の2つを、幼児・児童への関心が高い方は(幼(小)の2つを取得することが比較的多いです。

現場実習で知識を実践力につなげる

保育実習は3年次から始まり、4年次までに3回行います。幼稚園実習は3年次に2回、小学校実習は3年次に1回行い、今まで学んだ知識・技術を実践に転化。実践を通して保育者・教育者として責任感や使命感を醸成します。

学科の領域

学科の領域
人間形成の基礎を培う乳幼児期から児童期の子どもたちの学びを支え、キリスト教の精神に基づく思いやりの心と豊かな感性をもった保育・教育のスペシャリストを育てます。
身に付けられる力

身に付けられる力_1
保育学・教育学及び関連する分野の基本的な概念や理論を修得し、知識と技能を身に付けることで、社会事象を専門的見地から理解する力
身に付けられる力_2
保育・教育の対象としての幼児・児童の理解、内容・方法の活用に関する理解、及び関わる人々の共同体の一員としての相互理解の下、適切に判断し行動する力
身に付けられる力_3
修得した資質・能力を活用し、社会実践に主体的に参画して、多様な人々と協働しながら任務を遂行する力
身に付けられる力_4
保育・教育の分野を中心に、学問・社会の基本原理や真理について、自律的に探究する力
カリキュラム(一例)

1年次
基礎

大学での学びに適応し、保育学・
教育学の基礎的概念や理論を修得する。

1年次は大学での学びへの導入と共に、保育学・教育学の基礎的概念や理論に加え、保育に必要な人とのかかわりや発達、児童福祉の概念や小学校での教科内容の基礎を学び、子ども理解に基づく保育・教育を行うための知識や技能を習得していきます。

2年次
応用

子どもの理解、内容・方法の
活用に関する理解を深める。

2年次は、子ども理解の手法や保育の指導法、小学校教科の基礎的事項と教科指導法、特別支援教育、特別活動・総合的な学習の指導等を学び、園・学校で子どもを理解し、保育や教育を実践する方法を修得していきます。

3年次|4年次
発展

保育・教育の分野の社会実践に主体的に参加し、学問や
社会の基本原理や真理について、自律的に探求する。

3年次から導入される保育実習、教育実習では、1、2年次に修得した知識や方法を活用し、実践からの学びを得ます。実習後は実習経験を基に理論と実践との往還を念頭に、関連学問や保育・教育方法の探究を行い、各自の関心を卒業論文につなげていきます。

授業紹介

生活科概論

 小学校生活科は他の教科と異なり、体験学習をその基本としています。皆さんも小学生の時、朝顔の栽培や芋掘り等、様々な体験学習を行ったと思います。また、生活科は幼保から小学校へのスムーズな移行、中学年以降の他教科への接続などの役割も担っています。この講義では、そうした生活科の教科内容と特性について解説しています。

相談援助・保育相談支援

 保育士は、子どもの保育だけでなく、保護者への子育て支援も重要な業務です。どうしていいのかわからない、子育てに不安や疲れを感じる保護者に寄り添う専門的な技術、そして保護者が笑顔になれるような魔法の言葉があります。この授業では、子どもの最善の利益を保証することと、保護者が笑顔でいられるための専門的援助を学びます。

ゼミ紹介

ゼミテーマ 保幼小連携
「ゼミの学びTOPIC」画像

さまざまな実践の場を通して
多様性と他者への理解を深める。

本ゼミでは、「現代社会における多様性とは何を意味するのか」「子どもたちが幸せに生きるためには何が必要なのか」などのテーマについて、文献や議論を通して理解を深めていきます。また、現場で活躍する卒業生・本学で研究する大学院生・海外の研究者・専門家との交流、関連施設でのフィールドワークなどを通して、実践的な知識や経験を多角的に学ぶ機会も提供しています。指導する際に心がけているのは、誰もが異なる意見を持っていることを前提とし、対話を重視すること。他者との違いを当たり前に捉えられるようになると、新しい世界が見えてきます。学生たちには、その感覚を共に味わいながら、論理的思考や多様な視点、責任ある発信力を身に付けてほしいと考えています。

人間科学部児童教育学科
門田 理世 教授


「ゼミの学びTOPIC」画像

ゼミでの実践的な学びを通して
保幼小連携の重要性を実感。

児童教育学科には、正解のない教育について、他者と関わりながら考えを深める機会が豊富にあります。ゼミでは、こども園の園児たちと一緒に学園祭へ出店し、募金活動などの取り組みを行いました。彼らと実際に交流して感じたのは、大人の関わり方次第で子どもの成長は引き出せるということ。実習先では、園児たちの発言力や主体性に驚かされるばかりでした。また、「カリキュラム型」の授業が行われる小学校と違い、保育園・幼稚園では「体験型」の活動が重視されます。初等教育と幼児教育の違いを学び、保幼小連携の大切さに気付けたことは、小学校教員を目指すうえで貴重な経験となりました。

人間科学部児童教育学科 4年〈2024年12月時点〉
金岡 和樹(福岡県・香椎高等学校出身)

学科個別サイト

学科の詳しい情報は、学科個別サイトをご覧ください。

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関連情報
取得資格・進路

取得できる資格・免許

  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種
  • 小学校教諭一種
  • 学校図書館司書教諭
  • 博物館学芸員
  • 卒業後の進路

     本学科には保育士、幼稚園教諭、小学校教諭を目指す学生が多く、実際に多くの卒業生が取得した資格や免許を活かして、公私立の保育園( 所 )、幼稚園、小学校や福祉施設に就職しています。また、民間企業で活躍している卒業生もいます。大学院に進学して研究者として大学教員になったり、専修免許を取得するなど、より高次な専門家として飛躍する卒業生も増えています。