SA紹介記事
SAとは
西南学院大学法学部は、在校生が在校生をサポートする「SA制度(スチューデント・アシスタント制度)」を用いて、様々な特徴ある取り組みを行い、注目されています。その活躍の場はゼミから始まり、今や図書館や論文添削など、多岐に広がってきました。大学は、高校ほど組織化していないため、人との関係が希薄になりがちですが、このSA制度をうまく活用すれば、より有益な学習環境を手に入れることができるでしょう。また、相乗効果としてアシスタントをしている学生自身の勉強意欲や成績が向上していると評判です。
ゼミでSAとして活躍している
(左から)合戸信太朗さん、河口明日香さん、肥後佳菜子さん、森優太さん。
ゼミの先生にお世話になったので、貢献したくて始めました。
SAは知らない人とふれ合えるので、楽しいです。
学生生活のアドバイスもしています。
図書館SA
大学生になると授業の課題やディベートの事前準備などのために、図書館にある資料や検索ツールを使って、本や雑誌記事、新聞記事などを調べる機会が増えます。しかし、最初はその調べ方がわからない、調べた中から何を参考にしていいのかわからないという人が少なくありません。
そこで始まったのが、図書館SAによるサポートです。図書館SAが教えるのは、図書館にある参考書、雑誌やデータベースを使って行う情報検索および収集と、その活用方法です。
最近ではGoogleやYahooで検索をして、その結果の情報をそのまま利用する学生が多いと問題になっています。「そのような方法を使っていると正しい情報は手に入らないし、情報を探し、読み取る力が付きません」と先生方も授業で指導しています。ところが、その力を自力で身に付けるのはなかなか難しいものです。
4回生でSAになったという荒武麻衣さんは「私もディベートを始めたときには、手探りでしたし、(図書館SAの存在を)もっと早く知っておけばよかったと思います。とくに1年生はとりあえず図書館に来てください」と言ってくれました。過去に同じような経験をしている先輩がサポートしてくれるので、親身かつ有効なアドバイスを受けられることは間違いありません。
論文添削SA
論文添削SAはなじみのない法律用語の使い方をしり、より法律家に近い考え方や論文作りができるように、上級生が下級生の論文にアドバイスを送るプログラムです。添削日や時間が決められているため、下級生はそこに論文を持ち込んでサポートを受けます。終了後は印鑑が押してもらえ、それが一定量を越えると加点になります。
もともとは1年生向けのプログラムでしたが、指導する側の添削SAにも力が付くとあって、双方から高く評価されています。
林泓成さん
(国際関係法学科3年)
基本的な文章の書き方を教えてもらったり、論文添削があるのは1年生にとっていいと思います。
ここでマスターしてないと、3、4年生になって専門性が高まると、対応できなくなります。また、わからないことがある時に、聞く人がいるというのは、助かりますよ。私も教えることによって、より理解が深まり、勉強になっています。