節目を迎えた西南学院の各学校の歴史を振り返り、
その学びを得て成長した卒業生と共にご紹介します。
節目を迎えた西南学院の各学校の歴史を振り返り、
その学びを得て成長した卒業生と共にご紹介します。
舞鶴幼稚園の110周年という節目を無事に迎えることができ、関わってくださった方々に感謝申し上げます。西南学院が2023年で107周年を迎えましたが、舞鶴幼稚園は西南学院より3年早くキリスト教に根差した教育を行ってきた歴史があります。まさに西南学院の先駆けであり、初穂であるといえるでしょう。そうした原点を忘れることなく、舞鶴幼稚園はこれからもキリスト教保育の実践を力強く進めてまいります。どうぞ今後ともご協力をお願い申し上げます。
舞鶴幼稚園は、1913(大正2)年に創立された、福岡市内では最も古いキリスト教主義の幼稚園です。2023年に創立110周年を迎えたことを祝し、2023年5月20日(土)、西南学院大学チャペルにて記念式典が行われました。
式典には、ご来賓、在園生・保護者や卒業生、旧教職員など、チャペルの1階を埋め尽くすほどの大勢が集い、みんなで創立110周年を祝いました。園のこれまでを振り返るスライドショーや園児による合唱など、幼稚園らしい温かな式典となりました。
110周年の記念式典が行われた同日、舞鶴幼稚園ホールにて「大人同窓会」を開催しました。大人同窓会とは、15歳以上の卒業生とその保護者、旧教職員で構成される会で、今回6年ぶりの開催となりました。10代から80代までの100名以上が参加し、同窓生や恩師、保護者の方々が懐かしい思い出話に花を咲かせました。舞鶴幼稚園の110周年を祝うとともに幅広い世代が集まる和やかでにぎやかなひとときとなりました。
外でどろんこ遊びをしたり、竹馬に乗ったり、振り返るととにかく楽しかった記憶しかありません。舞鶴幼稚園で伸び伸び育てていただいて、教育方針に感銘を受け、大人になった今ではわが子を通わせています。今を楽しみながら伸び伸び育ってくれたらと願います。
吉戒 祥太郎 さん (1994年卒業)
戦後間もない時期で、現在のようにおもちゃや遊び道具が潤沢にあったわけではありませんが、園庭にあった電車に乗って遊びました。トンネルみたいなものもあったような気がします。今でも志賀島への遠足など良き思い出を振り返りながら元気に同級生と会えることが本当にうれしいです。
(左)中村 秀昭 さん (1955年卒業)
(中)吉田 あつ子 さん (1955年卒業)
(右)小野寺 牧子 さん (1955年卒業)
110年、人と人とのつながりが舞鶴幼稚園の歴史をつないできたように思います。保育の中で大切にしている子ども同士の関わり合いはもちろん、子どもと教師、教師と保護者、保護者同士、地域の方々、そして大人同窓会があるほど、卒業生や旧教職員など卒業後のつながりも豊かです。
まだまいづる歴20年の私が語るのは恐縮しますが、時代とともに変遷を遂げる中で変わらずに守られてきたものを大切に、新たなつながりを紡いでいきたいです。
最後に、この場をお借りして、舞鶴幼稚園につながる全ての方々に感謝し、これからも神さまの愛の中で過ごしていくことができますようお祈りいたします。