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広告コピーの力に引かれ、
広告の世界へひた走る。 - 広告業界を志したのは、ある商業施設の広告コピーに魅了されたからです。たった一文で人の心を動かし、強く印象に残るメッセージを届けることができる。そんな素敵な仕事に私も携わってみたいと、興味を持ち始めました。そこで、学生時代はマスコミ業界を志す多くの学生が受ける「マスメディア実践論」「マスコミ講座」を受講。新聞社やテレビ局、広告会社など、第一線で活躍する卒業生の話を聴き、社会や人の気持ちを動かす仕事への関心がさらに高まりました。その後、初志貫徹で広告会社に絞って就活。地元の株式会社西広に入社し、1年目からマーケティング業務に携わりました。「世の中は空以外マーケティングである」。これは、最初の上司から掛けられた言葉です。私たちの仕事は、どんな業務でも視点を変えれば面白くできること、そして、自分の興味や好奇心を仕事に直接生かせる楽しさを実践的に教わりました。
ビジネスプロデューサーとしてチームの先導役を務める落合さん。「自分の“好き”が増えていくのも、この仕事の醍醐味ですね」
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新プロジェクトへの挑戦は、
未知への好奇心から。 -
入社後、転換期となったのは2020年です。世の中はパンデミック一色。時を同じくして、私たちの会社は同年4月に九州博報堂として再出発をしました。新年度の開始と同時にリモートワークも始まり、全てが新体制へ移行。戸惑いもありましたが、良い変化も訪れました。
通常業務とは別に、九州の女性たちの価値観や暮らし、幸せを研究する社内横断プロジェクト「Q女LAB(キュージョ・ラボ)」の立ち上げに参加し、リーダーを務めることに。当時は業務が確立されておらず、成果が出る保証もありませんでしたが、「九州の女性たちのリアルな声をもっと知りたい」「女性の声を企業の商品やサービスづくりに生かしたい」という思いから挑戦を決意しました。当時、私は20代後半でクォーターライフ・クライシスに陥り、漠然とした不安や焦燥感に襲われていたように思います。そんな心境もあり、自分自身への理解を深め、新たな可能性を探る覚悟で挑みました。具体的な活動は、マーケティング活動に生かせる示唆を得ることを目的に、九州の女性1000人に調査を実施。ウェブサイトに、九州女子を7つのタイプに分けた調査報告を行ったほか、調査内容を美容クリニックの事業に落とし込む提案や、食品会社の新商品開発への提案を実施。その他にも、セミナーへの登壇やメディア取材なども経験し、継続することの大変さや、組織を動かす難しさなど、多くの課題も見えてきました。実際に調査結果を反映した商品やサービスが世に出るにはまだ時間がかかりそうですが、九州の女性たちの声が必ず未来に生きることを確信しています。
「Q女LAB」の調査結果で見えてきた九州女子像に関する資料(ウェブサイトにも掲載)。7つのタイプの九州女子のイラストは、福岡在住の人気イラストレーター・isayamaxさんの描き下ろし
九州しあわせ共創ラボ「Qラボ」▶
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フランスの旅で目にした
"自分らしさ"に学ぶ生き方。 -
正直、最初はプロジェクトのリーダーが務まるのか不安もありました。ただ、振り返ればこれまでも、自分の直感に従って、〝面白そうだからやってみよう〟を積み重ね、自分のキャリアを広げてきたように思います。私は自他ともに認める根っからのミーハーです。広告業界はさまざまな分野の専門家や第一線で活躍する方々と一緒に仕事ができる機会に恵まれています。だからこそ、現実的かどうかや、成功するかよりも、新たな出会いや挑戦に対するワクワク感が私を突き動かしてきました。
今年4月には新たな部署に異動し、最近は地域や人の価値観そのものに興味が向いています。九州の女性たちの暮らしやキャリアについて研究したり、社会人同士が人生やキャリアを考える場を創出したりする活動を通じて、人が自分らしく、良い意味でわがままに生きる選択肢を増やしたいと思うようになりました。最近、フランスを訪れた際には、ファッションや時間の使い方、休日の過ごし方など自分らしく人生を楽しむ大人の女性たちの姿がとても印象的でした。私自身もそんなふうに年齢を重ねながら、仕事を通して誰かを応援するだけでなく、自分自身の人生も楽しみ、周囲の人たちと互いに良い影響を与え合える存在でありたいと思います。
学生時代のチアリーディングの様子。「前歯を脱臼しながら上の人を笑顔で支えたこともありました(笑)。今となっては良い思い出です」
人生を形づくるのは 挑戦や出会いの積み重ね。
学生時代チアリーディングに打ち込んだ日々や、学部で学んだフランス語、フランス文化、さらに「マスメディア実践論」や「マスコミ講座」での友人たちとの出会い。その全てが今でも宝物です。10年の社会人生活を振り返ると、“この選択が人生を変えた”という大きな決断よりも、小さな挑戦や出会いのたびに“やってみよう”と行動したことの積み重ねが、今につながっているように感じます。学生時代は、興味を持ったことに挑戦し、人との出会いを大切にしてください。きっとその経験が自分らしいキャリアや人生につながっていくはずです。
▶︎バックナンバー
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株式会社九州博報堂 共創事業プロデュース局 プロデュース1部 ビジネスプロデューサー落合 沙優さん
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広告という領域を超え、地域や人の可能性を引き出し、新しい選択肢を社会に届けたい。
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公益財団法人九州生産性本部 業務部 経営教育グループ 係長 経営コンサルティングチーム(データ活用担当)田村 豪さん
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九州の経済をもっと前へ。逆境の中で試された覚悟が、未来への突破口となった。
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三井住友信託銀行株式会社井上 彩さん
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幅広い事業領域をカバーできる信託銀行の強みを生かし、地域の社会課題解決に挑んでいく。
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積文館書店 書店員高林 泰助さん
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小説家織部 泰助さん
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書店員としての経験や、目に映る全てが小説を生き生きと輝かせる。
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株式会社毎日新聞社木原 真希さん
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社会が良い方向に変わっていく。その実現の足がかりになる記事を書き続けていきたい。