世界がキャンパス 私の留学STORY 経済学部国際経済学科 4年 岩山 開智さん (東稜高等学校出身)

完璧な英語を話すことより
大切なことを学ぶ。
 私が留学を志したきっかけは、旅行代理店を経営する父に、幼少期からベトナムやタイ、セブ島などさまざまな国へ連れて行ってもらった経験にあります。海外の文化や語学への興味が自然と芽生え、高校では国際コースに進学。英語に加え、中国語も学びました。大学進学後は早く留学したい思いがあった一方、目の前のことで忙しい毎日。気付けば就職活動の時期が迫っていました。このままでは後悔が残ると感じ、一念発起して留学を決意。数ある協定校の中でも、ケルン大学は就職活動に支障が少ない時期に留学できる点に魅力を感じました。また、ドイツは私の大好きなサッカーが盛んであること、非英語圏でありながら英語を話す人が多い点も魅力でした。
 約5カ月間の留学生活。最初の頃は、海外の学生たちの積極性に圧倒される毎日でした。授業の大半はディスカッション形式で、現地で出会った学生たちはみな、自信を持って発言していました。時には議論が白熱し、ある学生の発言に別の学生が反論する場面も。日本ではあまり見ない光景に驚きました。一方で私は、法律など専門的な科目では専門用語も多く、英語の聞き取りで精一杯になることもしばしば。さらに、自分の意見が正しいかどうかに気を取られ、発言をためらいがちでした。しかし、現地の先生からは他の学生と同じように意見を求められ、慣れるまでに時間はかかりましたが、徐々に発言できるようになりました。完璧な英語でなくても、話し始めればみんな真剣に耳を傾けてくれます。内容の正しさや英語の正確性よりも、自ら発言することの重要性を友人たちから教わりました。今では周りの目を気にせず発言する精神力を身に付けることができたと感じています。
忙しくも充実した生活。
ヨーロッパを巡る旅にも。
 日々の勉強と、就職活動の両立は予想以上に大変でした。夏のインターンシップのエントリーシートを数十社分書いたり、時差の関係で深夜に面接を受けたり…。生活リズムの乱れや将来への不安に悩まされることもありましたが、何とか乗り越えました。忙しい一方で、旅を通してヨーロッパの文化を体験する時間も楽しみにしていました。ビザ取得の都合で5月に集中的にヨーロッパ各国を旅行。オランダやロンドン、イタリア、スペインなどを巡り、大好きなサッカー観戦も満喫しました。旅の間も英語で困ることはなく、この時点で実践的な英語力が身に付いた実感がありました。
 留学中、語学力が向上すると同時に、語学学習への危機感も抱いていました。ケルン大学には世界中から留学生が集まりますが、ほとんどの学生が母国語と英語を流暢に操り、さらにもう1言語話せる人も少なくありません。その現実を目の当たりにし、強い危機感を覚えました。この時、社会人になっても継続して語学学習に励むことを強く決意。大学卒業後は、この留学で身に付けた英語力を生かし、企業の国際競争力を高める海外事業に携わりたいと考えています。そして、いつかは企業の収益の柱となる事業を築いていくことが目標です。
何を学びましたか?
 CGSPという留学生向けプログラムで、英語で実施される授業3つと、ドイツ語初級を履修しました。英語の授業は「人々の生活に関すること(ウェルビーイング)」「移民」「法律」といった専門的なテーマを扱うもので、約20人の留学生と一緒に学びました。ドイツ語に関しては初級者クラスからスタートし、週2回リモートで学習。友人に助けられながら、簡単なコミュニケーションが取れるレベルまで成長しました。
留学した大学の
魅力を教えてください。
 世界中から留学生が集まり、ほぼ毎日留学生向けのイベントが開催されており、さまざまな国籍の友人と仲良くなれる機会があります。また、日本語学科があるため、日本人留学生との交流会も毎月実施されていました。
 さらに、広大で美しいキャンパスも魅力です。メインキャンパスの中央にある芝生広場は、読書をしたり、夕方になるとお酒を飲んだりと、学生同士が自然と交流できる憩いの場所でした。
留学中の印象的な
エピソードはありますか?
 ドイツでは、駅の改札機を通らずに電車に乗ることや、飲料用のペットボトルや瓶などを回収機に入れると返金されるなど、日本と異なる公共設備や習慣の違いに驚きました。
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