受験生の皆さまへ よくある質問

心理学科Q&A

私は人間関係が苦手です。心理学を学べば、友だち付き合いが上手になりますか。
心理学を学んだらすぐに友だち付き合いが上手になるとは考えにくいのですが、少しずつ気楽に相手と向き合えるようにはなっていくと思います。心理学を学ぶと人や自分のとらえ方の幅が広がるからです。
大事なことは、苦手だからといって人間関係を避け過ぎないで、心理学を学びつつ(これ超重要!!)、無理のない程度(これも重要!気を使いすぎて「眠れない」「食事も喉を通らない」「趣味を楽しめない」のは×)に続けることです。即効薬のように劇的には効きませんが、間違いなく、筋トレのように後からジワジワと効いてくると思います(ひょっとしたら、前ほど人間関係も苦手ではなくなっているかもしれません)。
心理学と一口に言っても守備範囲が広く、人間関係に直接的には結びつけにくい分野もあります。まずは、発達心理学(思春期・青年期)、社会心理学(対人認知、対人魅力)、カウンセリング(話の聴き方)あたりのことを是非一緒に学んでいきましょう。
「心理学では統計を使う」と聞きました。私は数学が苦手なのですが、人間の心には関心があります。入学してからついていけますか。
数学が苦手な学生であっても、基礎的な統計を学ぶ授業(心理データ解析基礎)は必ず受講しなければなりません。この授業では、繰り返し問題を解いたり、教員を補助する先輩(スチューデントアシスタント)を配置するなどさまざまな工夫をして、数学が苦手な学生でも統計学の基礎を理解できるよう配慮しています。もちろん本人の予習や復習は必須です。「統計分析とデータ・マイニング」は、仕事で求められるスキルとして近年非常に重視されるようになっています。苦手意識を克服して、統計分析スキルを身につけて欲しいと思います。
留学に興味があります。留学しても4年で卒業できますか。
西南学院大学は、世界中で多くの教育機関と国際交流協定を締結しています。それらの協定校に海外派遣留学生として留学した場合、もしくは内規適用私費留学として認められた場合には、4年で卒業可能です。ただし、3年後期から4年前期にかけて海外派遣留学または内規適用私費留学する場合には、4年で卒業するための条件をクリアする必要があります。
心理学を勉強していると就職が有利になりますか。
心理学科のほとんどの学生が企業に就職します。日本企業は文系一括採用を行っており、本人の適性、努力、能力、大学4年間の学習内容や活動実績などが採用の決定に関わってきます。心理学を学んだことで就職に有利になるあるいは不利になるということはありません。科学捜査研究所や法務省専門職員など、心理学を学習したほうが就職に有利になる仕事もあります。