就職活動の現状について
2023年3月卒業予定の大卒求人倍率は1.58倍と前年比プラス0.08ポイントとなっており、本学2022年3月卒業生の就職内定・決定率も97.0%と前年度から1.2%向上する結果となりました。コロナ禍により変化した環境のなか、学生たちはオンライン面接など新しい形態の就職活動に対応してきましたが、就職後に学生たちが直面するミスマッチ就職が依然として存在しています。これを防ぐために、早期のキャリア・デザインの形成が、就職活動の結果を左右する重要な要因と考え、学生支援部就職課を中心に、キャリア・デザインの形成から就職まで、一貫したサポート体制を構築しております。
就職課 課長 松村 聡
内定者インタビュー
後悔のない就職活動を



商学部 商学科
増田 彩花さん
株式会社福岡銀行 内定
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Q1.
どのような職種・業種を中心に就職活動を行いましたか?
私が大切にしていた2 つの就職活動の軸に最も合っていると考えたことから、金融業界、特に銀行を中心に選考を受けました。
私の就職活動の軸の1 つ目は「地域密着の企業で働きたい」ということ、2 つ目は「お客様の課題解決に寄り添うことで成長を支援し、その先の夢の実現につなげたい」ということでした。
その中で金融業界の「資金を貸す、金融商品を販売する」点に魅力を感じ、実際に資金面からの支援によって夢の実現をサポートすることができると考え、就職活動に取り組みました。
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Q2.
大学の支援・就職課の講座やイベントで就職活動に役立ったものはありましたか?
特に役立ったのは、就職課主催の就活ゼミナールです。より一貫性を持たせるための自己分析・企業研究の方法や面接官の考え方、企業ホームページの効果的な見方など、多くのことを勉強させていただきました。
講座は実践も交えて行われ、例を示しながらそこにたどり着くまでのプロセスや考え方を詳しく教えていただけたので、講座後のアウトプットにも取り組みやすかったです。
受講により、それまでは個別で完結してしまっていた自己分析や企業研究を「自分の軸」として一貫性のあるものにできたと思います。
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Q3.
就活成功のために自身で頑張った点、工夫した点などはありますか?
就職活動中も自身が取り組むすべてに全力を注ぎ続け、それぞれに相乗効果を働かせることです。
就職活動が本格化すると他に充てられる時間は短くなりますが、その中で「ゼミナールの論文作成やサークル活動にも、就職活動前と同じパフォーマンスで取り組み続ける」ことを大切にしていました。
経験を積みながら「自分が興味を持っていることの共通点」を改めて考えていくと、知識が増えていくと同時に、大切にしたい価値観や将来成し遂げたいことなどが見えてきて、自身の想いにより一貫性を持たせることができました。
就職の特色
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全体の就職率
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巨大企業
への就職率※巨大企業=資本金100億円以上の企業
※公務員、教員等は除く
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2021年度版
有名企業400社 就職実績(出所)大学通信
(2022年3月卒業生) | |||||||||||||||||||||||
巨大企業一覧
[一部抜粋] |
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国内有数の大企業や地元優良企業に多数就職!
確かな就職実績。
卒業生の活躍や教職員による
多角的支援が確かな就職実績を支えています。
- POINT
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卒業生の約2人に1人が大企業に就職
約40%の学生が関東圏の企業に就職
有名企業400社への就職実績は
九州の私立大学 第1位※※(出所)大学通信
本学卒業生の就職先は、福岡をはじめとする九州の地場企業のみならず、関東圏への就職も約4割を占めるなど、全国各地でOB・OGが活躍しています。企業規模別では、卒業生の半数以上が大企業へ就職しているのも本学の特徴です。
これらの就職実績を下支えするために、日頃の支援に加え、教職員が九州各県や関東・関西地区で企業開拓をするなどバックアップ体制を整えています。
就職決定状況 (2022年3月卒業生)
- ●巨大企業=資本金100億円以上
- ●大企業=資本金10億円以上100億円未満
- ●準大企業=資本金1億円以上10億円未満
- ●中小企業=資本金1億円未満
- ※公務員、教員等は除く
卒業生は大学での専攻分野に限らず、
様々なフィールドで活躍しています。
- POINT
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学部問わず様々な業界に就職。業界別のサポート体制も充実。
就職決定者の10%以上が公務員。
難関の国家公務員や地場の県庁・市役所に多数就職!
本学卒業生の就職先は、金融業・保険業や卸売業・小売業、情報通信業や製造業、さらには公務員など多岐にわたっています。特に福岡県内をはじめとした金融機関へは毎年数多くの卒業生を輩出しており、本学学生に対する評価が非常に高いものであることを裏付けています。
また、公務員やマスコミ、エアライン業界を目指す学生を対象とする試験対策講座や行事を実施し、各業界に数多くの学生を送り出すなど、学生の夢を幅広く支援しています。
2021年度 業種別就職決定状況(自家営業を除く)

- 数値の算出にあたり、比率(%)については小数点以下第2位を四捨五入しているため、各項目の比率を合計した数値が100%にならない場合や各集計区分の比率と一致しない場合があります。
- 2022年の採用環境
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2023年3月卒業予定の大卒求人倍率は1.58倍※と前年差プラス0.08ポイントとなっています。長期化するコロナ禍の影響により、「就職先が見つからないのでは」という不安の声もありましたが、企業の採用意欲は底固く、2022年の内定率は、コロナ禍以前の2020年卒並みの水準です。
今年2月から5月にかけての就職活動が盛んに行われる時期は、前年の緊急事態宣言下ほどではありませんでしたが、企業にとっても学生にとっても制限のかかる中での就職活動を余儀なくされました。しかし、2020年から本格的に始まったオンラインによる採用選考が定着し、学生にとっては経済的負担を伴わず、遠方にある企業の採用試験を受験できるようになりました。その反面、オンラインでは伝わりにくい企業風土などについて、どのように理解を深めていくかという課題も浮き彫りになりました。また、今後は人気企業への受験者が集中し、競争倍率が上がることも予想されます。
一方、オンラインと対面の面接対策を行う必要も出てきていることから、学生の就職活動に対する準備はこれまで以上に多くなってきたといえます。
※リクルートワークス研究所発表
- 2022年度・2023年度の
就活市場の動向 -
採用活動の早期化
●3年次秋から始まる「早期選考」をはじめ、選考、内定ともに早期化の傾向に。
企業説明会や面接のオンライン化
●オンラインによる採用選考や企業説明会が定着し、内定までオンラインで行う企業もあります。
企業が重視する項目は大きな変化はなし(人柄・熱意・ポテンシャル)
●オンラインによる採用選考が定着する一方、
企業の採用基準は、「人柄」「熱意」「ポテンシャル」を変わらず重視しています。
4年間の就職活動の流れ
「何から始めていいのか分からない」と思いがちな就職活動。本学では入学時からきめ細やかなプログラムを用意しています。
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1st yearまずは自分を知る
まずは自分を「知る」ことからスタート。また、4年後やさらに先の将来を見据えた学生生活を送ることが大切です。
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2nd year情報を集め、
企業を研究するキャリア形成支援プログラムやインターンシップへの参加などを通じ、社会や企業を知りましょう。資格や検定、留学などへの挑戦も積極的に。
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3rd year就職活動に
取り組む就職説明会や対策講座への参加、企業セミナーやインターンシップへの参加を通して、就職活動、選考対策を進めていきましょう。
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4th year進路を決定する
いよいよ進路の決定です。不安や悩み事など、何かあればその都度就職課で解消しましょう。
低学年からのキャリア形成支援
高学年からの就職支援
キャリア形成支援と就職支援の2本柱で学生の職業選択を全面的にバックアップしています。
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キャリア形成支援プログラム〈 1〜2年次 〉
きめ細かな各種支援でキャリア形成をサポート
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就職支援プログラム〈 3〜4年次 〉
実習講座・企業セミナーなど、就職活動まで
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