西南学院大学

海外留学の状況について

本学では、国際交流協定校に交換留学生として1年間または半年間派遣される海外派遣留学などの長期留学制度や夏季・春季の長期休暇を利用した短期語学研修、キャリアアップ海外研修などの短期留学制度を実施しており、2023年度には、541名が参加しました。
これまで同様、本学は、外務省の海外安全情報(危険情報・感染症危険情報)をもとに実施判断をしてまいりますが、学生皆さんの安全を最優先にプログラムを企画・運営いたしますので、多くの皆さんが海外留学に挑戦していただくことを期待しています。

留学経験者インタビュー

培ったのは、
自分で道を切り拓く
精神と発信力

橋本 清流さん

[ 留学先 ]マクマスター大学(カナダ)
McMaster University

Q1.

留学しようと思ったきっかけや、理由を教えてもらえますか?

初めは、中学時代に洋楽や海外ドラマなどを通して、海外の文化に興味を持ち、漠然と海外に行ってみたいと考えるようになりました。その後、高校1年生の時に約1ヶ月のホームステイをアメリカ・シアトルで経験。当時、英語を使って海外で働くことに憧れがあったため、このホームステイでマイクロソフト本社を見学したことや、現地で生活している人々と交流したことは刺激になりました。このような経験から、日本と海外(特に北米)における人々の働き方の違いに興味を持ち、実際に現地で生活し、経営や人的資源管理などを学んでみたいと考えるようになりました。また、将来は仕事で英語を使いたいと考えていたため、留学で実践的な英語力を鍛えたいと思い、留学をしようと思いました。

Q2.

交換留学生になるために頑張ったこと・工夫したことはありますか?

まず、語学力向上のために段階を踏んで少しずつ英語力を向上させる努力をしました。英語力を短期間で向上させることは難しいと感じたため、少しでも英語に触れる機会を増やしていました。また、洋楽や海外ドラマなどを活用し、楽しく学習できるように心がけていました。
次に、留学準備においては、様々な人に話を聞いてみました。実際に、留学経験のある先輩方や国際センターの方に話を聞いたり、本学に来ている留学生から話を聞いたりすることで留学に対する疑問や不安を解消できました。

Q3.

留学を通して身についた経験や、
自身のなかで起きた変化などを教えてもらえますか?

まず、留学を通して学んだことは、うまくいかない時・辛いと感じる時に自分を俯瞰して見ることができるようになったことです。具体的には、①視野が狭い・視座が低い時。②感謝の気持ちを忘れている時。③目標・目的がない時。この3つの状況において、物事がうまくいかない・辛いと感じることを学びました。
まず、辛い時は未来から振り返ると、その未来に繋がっている“点”でしかなく、その意味は振り返った時にしか分からないということです。留学中も辛いことはありましたが、今振り返って見るとあの時頑張っていてよかったと思うことばかりです。視座を高くし、その時だけの感情などに左右されずに生活していくことが大切だと学びました。
次に、人間は良い意味でも悪い意味でも数ヶ月で自分が置かれた環境を当たり前に感じてしまいます。実際、自分自身もそのような状態でした。“ないもの”だけに自分の心が向いている時は、自分自身を向上させることはできないと思います。今あるものに気づき、感謝する気持ちを持って初めて、自分がやるべきことをはっきりさせることができました。
最後に、目標・目的が途中で曖昧になり、何のために頑張っているのかが分からなって辛くなった時がありました。そのため、何事に対しても目的意識を持つことの重要さを学びました。
そして、成長したと感じることは、“まずは環境に飛び込む度胸”がついたことです。これまでもまずやってみることを大切にしてきましたが、留学生活でより、これまで経験してこなかったことに積極的に挑戦できるようになったと思います。 

Q4.

留学先で楽しかったことはなんですか。
また、留学先で苦労したことはなんですか。

まず、留学先で楽しかったことは、様々なバックグランドを持った人々と出会えたことです。特に留学先のカナダでは様々な人種、価値観を持った人が生活していたため、そのような人たちとの交流は日本では経験できなかったと思っています。
次に、留学先で苦労したことは、英語で自分の意見や考えを伝えることです。留学当初は、日常生活と大学の授業の両方で英語での内容を理解することで精一杯でした。また、自分の英語力の範囲内での会話・思考しかできなかったことに悔しさを感じました。周りの人たちは当然、英語でのコミュニケーションには困らない人たちでした。そのような状況で、初めはネイティブに近づきたいと思い、完璧な英語を目指していましたが、1年間の留学生活で何ができるかを考え、非ネイティブとして価値を提供できることに集中しました。そのような思考に切り替えたことで、少しずつ自分の意見や英語が間違っていたとしても、自信を持ってコミュニケーションができるようになったと思います。

Q5.

留学の経験を活かして、今後どのような進路に進みたいですか。

今後は、機会に恵まれれば、海外での仕事や、英語を使った仕事に挑戦していきたいと考えています。留学を通して英語でのコミュニケーションの難しさを十分に実感したため、今後も継続的に英語学習を続けていきたいです。また、留学中は日本人が少ない環境で生活し、初めてマイノリティの感覚を経験し、様々な価値観の人々と交流してきました。そのような経験を活かし、マイノリティの気持ちを理解でき、既存の価値観にとらわれず、様々な価値観やバックグラウンドを持った人々と協働していける人になりたいです。

本学の国際交流方針

基本方針1

全学生の10%が
海外で異文化を
体験する

基本方針2

8,000人の国際交流
キャンパスの
国際化を目指す

基本方針3

海外協定大学との連携、
教育研究力の強化

世界に広がる国際交流ネットワーク

35ヶ国 112

学生交換枠

98大学 約200

北 米

38

アメリカ、カナダ

欧 州

38

イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、イタリア、オランダ、デンマーク、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ベルギー、スペイン、ルーマニア、 ロシア、マルタ、クロアチア

アジア・オセアニア

32

中国、台湾、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ニュージ―ランド、インド、インドネシア、ベトナム、シンガポール

南 米

2

チリ、ペルー

中東・アフリカ

2

南アフリカ、モロッコ

PROGRAM
海外留学

海外派遣留学生制度
(交換留学制度)

34ヶ国98校の協定校に長期留学
全学部の学生に留学のチャンスあり
合格率90%(2023度実績)

メリット

① 派遣先大学の授業料免除
② 派遣先大学での修得単位を換算可能
③ 4年間で卒業可能
④ 給付型奨学金に申請可能

2024-2025年度には、約80名の海外派遣留学生を派遣します。

短期語学研修

(参加者数: 約217名 2023年度実績)

10ヵ国11校で約1か月の語学研修
学べる言語は、6言語
研修先は、実績のある研修機関

メリット

❶ 研修校での修得単位を認定可能
❷ 海外語学研修奨学金(5万円)に申請可能
→年間40名に支給

キャリアアップ研修など
ヨーロッパ国際機関研修

(フランス、ベルギー/7日間)

世界で働くことを考える!(キャリアは海を越える)
OECD、UNESCO、EU本部を視察し、ヒアリング調査、会議の傍聴を行う。

ツーリズム産業研修

国内・海外研修(シンガポール/約1週間)

海外でツーリズム産業を体感する。
シンガポールで旅行・航空・ホテル業界の視察を行い、海外業務とホスピタリティを学ぶ。

ティーチャー
アシスタント研修

(アメリカ/3週間)

海外の教育現場を体験!
アメリカの小学校で授業中の生徒のサポートや、日本紹介の授業を担当する。

学内交流

西南学院大学では、福岡市西新に所在する本学キャンパスで行われる国際交流事業も、学生の皆さんが自身の国際感覚を磨き、視野を広げるための貴重な経験と位置づけ、積極的に留学生と日本人学生との交流プログラムを実施しています。
国際センター公認の学生団体である「SEINAN Global Society(SGS)」が主体となり、日本の季節ごとの行事、歓送迎会や留学生とのLanguage Exchange(言語交換)など交流行事を企画・運営しています。
短期日本語研修に参加する約80名の留学生や、協定校からの交換留学生約100名などを迎え、キャンパスでの国際交流を活発に行っています。

キャンパスでの国際交流イベント

留学生別科入学式
留学生歓送迎会
SGS主催各種イベント(七夕、ハロウィーン、クリスマスなど)

キャンパス内の国際交流

留学生との交流で語学力向上、異文化理解を深める

Global Student Lounge

世界34カ国150名以上の留学生との国際交流行事の実施
学生主体の運営(SGS学生スタッフ)

留学生バディ制度

来日後の手続き
新生活のサポート
留学生との国際交流行事への参加など

留学生別科授業(英語による)履修

日本の文化、社会、経済関連の専門科目を留学生と一緒に学ぶ

混住型国際教育寮(国際寮)

留学生との共同生活で、国際感覚を磨く

インターナショナルハウスⅠ(MIGIWA)

定員:80名(内、留学生40名)※女子学生のみ
居室タイプ:1人部屋・2人部屋
居室設備:トイレ、洗面台、ベッド、机、エアコン、Wi-fi 等
共有設備:キッチン、ラウンジ、スタディルーム、大浴場、洗濯機、乾燥機 等

インターナショナルハウスⅡ(MINATO)

定員:55名(内、留学生30名)※混住寮
居室タイプ:1人部屋
居室設備:トイレ、洗面台、ベッド、机、エアコン、Wi-fi 等
共有設備:キッチン、多目的室、スタディールーム、シャワー室、洗濯機、乾燥機 等

インターナショナルハウスⅢ(HEKIHA)

定員:80名(内、留学生40名)※混住寮
居室タイプ:1人部屋
居室設備:ユニットバス、トイレ、洗面台、ベッド、机、エアコン、Wi-fi 等
共有設備:キッチン、ラウンジ、スタディルーム、洗濯機、乾燥機 等

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