1.いま改めて「社会福祉士」とは
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「社会福祉主事」と「社会福祉士」の違い(必要条件の資格と十分条件の資格)
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国家資格としての重み(国が認めた社会福祉分野の最高レベルのライセンス)
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名称独占の資格だからこそ価値がある(優遇制)
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名称独占の資格ではあるが、すすむ業務独占化(医療関係、行政関係、成年後見など)
2.社会福祉士の職場の広がりと一般企業でのニーズ
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社会福祉士の職場は高齢者や障害者などの福祉施設、福祉事業所?
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行政(国家公務員、地方公務員、福祉事務所・福祉課、司法関係・刑務所、市長村地域包括支援センター)、社会福祉協議会(コミュニィワーカー)、病院(医療ソーシャルワーカー)、学校・教育委員会(スクールソーシャルワーカー)、法律事務所(成年後見人)、警察(障害犯罪者や犯罪被害者支援)、教員(専門学校、短大、大学)、起業して福祉事業所など開業(NPO法人など)、報道関係(新聞社、放送局)、ジャーナリスト・・・・
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一般企業からの寄せられる社会福祉士への期待
(高齢者など顧客として人への理解、コミュニケーション能力、組織での協調性など)
3.社会福祉士を取得する意味(4年制大学の社会福祉学科を卒業するということ)
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どこの大学を卒業したのか、そして、何を学んで卒業したのか
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社会福祉を学んだという証しは何か、履歴書に何が書けるのか(資格・免許の欄に「社会福祉士国家試験受験資格」だけでいいのか?)
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社会福祉士養成校としての4年制大学のメリットは現役で社会福祉士が受験でき、取得できること(養成校としての短大、専門学校では卒業+現場でのソーシャルワーク業務で受験)
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「4大の社会福祉学科を卒業しているのなら社会福祉士をもっているのが普通」という感覚
4.社会福祉士に合格するために
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まずは、自分の実力を知る(合格レベル、すなわち6割の点数確保を基準として)
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どの科目でどれくらい点数が取れるのか
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苦手科目はつくらない(総合点が満たされていても0点科目が一つあれば不合格)
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自分の実力からして6割の点数を取るために試験日(2月2日)までにどのようなレベル(時間、内容)の勉強をすればよいのか
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人と自分の実力やレベルは違うので、ほかの人と同じようにすればよいというのではない
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自分の勉強法を確立すること(やってみるなかで体験的に確立する)
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読む、調べる、確認する、理解する
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「覚える」というよりは「理解する」が基本
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社会福祉のマクロレベル、メゾレベル、ミクロレベルでの一体的な理解の仕方、例えば、施策、法律、制度、サービス、援助技術を関連させながらの理解の仕方
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勉強に使う材料をそろえる(テキスト、要点整理、問題集、模擬試験、対策講座)
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勉強は続けること、繰り返すこと、習慣化すること(成果がでてくるまでには時間がかかる、習慣化することにより日常化する)
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出題の傾向をつかむ(出題傾向があるので、過去問を解いてみる)
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似たような問題がたくさんでる。なかには部分的にまったく同じ問題も出る。重要なものは何回も出題されている
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出題傾向をつかむなかで、どのような問題が出るのか、どの程度理解しておけばよいのかを知る
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改正や新たな施策、法律、制度など出題されやすい
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法律、制度、サービスなどは出題されやすい(答えの根拠が明確であるから)
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しかし、設問の選択肢の中に「正しいもの」「間違っているもの」だけではなく、その中間、グレーのものもある(「正しものを一つ選びなさい」だけではなく、「もっとも適切なものを一つ選びなさい」という設問)
自分との勝負!
大学最後のチャレンジ!
資格は一生のもの!