想像以上に現実は厳しい…。
自分を奮い立たせて猛勉強!
 小学生の頃からK-POPが大好き。音楽を通して韓国の文化にいつも触れていたことから、韓国語への興味が年々強くなりました。いつしか「アーティストが話していることをニュアンスを含めてそのまま理解したい!」と思うように。高校生の時には独学で韓国語の勉強を始めました。
 そんな韓国語への強い興味から、留学を在学中の目標に掲げました。それからは留学に備え、時間を見つけては韓国語を勉強。そして、留学の夢が叶い、いよいよ現地での生活が始まりました。授業はコロナ禍ということもあり、すべてオンラインで実施。もちろんすべて韓国語で行われました。留学前の韓国語のレベルは、“日常会話程度なら問題ないだろう"というのが、私自身の認識でした。しかし、現実は想像以上に厳しいものでした。授業は会話重視で、発言を求められる度に緊張がピークに達し、しどろもどろ…。周りの学生の語学レベルが高く、自分の語学力不足を痛感しました。しかし、現実を目の当たりにしたことで、逆に吹っ切れてやる気に火がつきました。午前中は大学に隣接する語学堂で韓国語を学び、午後は語学以外の授業を受ける毎日。授業以外にも、大学の交流プログラムに参加し、韓国人のチューターに韓国語会話の練習相手になってもらいました。別のプログラムでは韓国人学生を含む5人グループで街に出かけて遊びながら韓国語を学んだりと、とにかく韓国語に触れる時間を増やしました。すると、1カ月ほど経った頃には、発言を躊躇していた授業でも、徐々に意見を言えるように。留学後半には余計な緊張もなくなりました。語学力とともに少し度胸も付いたと思います。
帰国後、韓国語能力試験で
最上級に合格!
 留学中は現地の文化に触れつつ、講義や交流プログラムへの参加を通して語学力向上に向けて勉強に励みました。すると、留学前は韓国語能力試験(TOPIKⅡ)の一番下の3級にも及ばない語学力でしたが、帰国後には最上級の6級に合格! 大好きなアーティストの言葉も字幕なしで理解できるようになりました。
 留学中、世の中の価値観に縛られず、自由に自分のやりたいことに挑戦している人にたくさん出会いました。私も後悔のない人生を送るために、一歩踏み出す勇気を持ち続けていきたいです。そして、将来は日本と韓国、ひいては世界の架け橋となるような仕事に就きたいです。
何を学びましたか?
 読む、書く、聞く、話すといった4技能を学ぶ韓国語の授業でしっかりと語学を学びました。加えて、韓国文化を理解する「韓国の飲食文化」「韓国語の文化とマナー」という講義や韓国語で自分の考えを表現する「留学生活と人生設計」という講義を受講しました。
留学した大学がある街はどんな雰囲気でしたか?
 大学は高台にあるため、坂が急で移動は大変でしたが、大学から見る街の夜景はとてもきれいでした。地下鉄の駅やバス停が近くにあり、繁華街にも近いです。自由時間にはよく遊びに出かけ、留学中にハマった釜山名物「テジクッパ(豚肉スープのご飯)」を何度も食べました!コクがありながらもあっさりとしていて、毎日でも食べたくなるほど本当においしいです。
留学中の印象的なエピソードはありますか?
 留学前、ニュースで流れていた日韓関係の情勢から「韓国人は日本人に冷たいかも…」と不安でしたが、実際は全くの逆でした。留学先の友人も、街で出会う人も、家族のように温かく、いつも私のことを気にかけてくれる人ばかりで、その優しさに感激しました。
Page Top ▴