- 初海外の緊張もほぐれる
フィンランド人の優しさ。 -
フィンランドは、大半の人がバイリンガル。公用語はフィンランド語ですが、子どもからお年寄りまで多くの人が英語を使いこなしています。当初、英語を第一言語とするアメリカやイギリスを留学先として考えていました。しかし、今となってはフィンランドに留学したことは大正解だったと感じています。
元々、留学を意識し始めたのは高校生の頃。アメリカ映画を見た時、そこには日本とまったく違う世界が広がっており、現地での生活に興味を持ち始めました。さらに、オーストラリアに留学経験のある母が背中を押してくれたこともきっかけに。1年次から留学を目指し、こつこつと勉強を続けてきました。それだけに、留学への期待や緊張は大きく、フィンランドに向かう機内では一睡もできませんでした(笑)。しかし、入国審査や交通機関を利用する際、私のつたない英語を理解してくれようとするフィンランドの人々の温かな対応に、少しずつ緊張が緩んだことを覚えています。初めての海外だっただけに、「自分の英語って通じるんだ」と、少し安心して留学生活をスタートできました。
- 応用科学大学だからこそ
得られる学びを最大限に。 -
- フィンランドでは、大学は2つの種類に分類されます。経済学や心理学といった学問的な分野を学ぶ大学と、観光経営やITといった実践的かつキャリアに直結する学問を学ぶ応用科学大学です。将来の選択肢を広げるためにも、西南学院大学では得られない学びや経験ができることを最優先に考え、応用科学大学を留学先に選びました。
観光経営学科の授業は、グループワークが中心。専門的な内容である上に英語で授業が進んでいくため、最初の頃はグループ内で発言するのもひと苦労でした。中でも、「Future trends in tourism」の授業は、今この世にないビジネスプランを考案し、プレゼンテーションするという高度な内容。心が折れそうになりましたが、「ここで諦めたら留学に来た意味がない!」と自分に言い聞かせ、授業の予習と復習を必ず行うようにしました。また、別の授業で日本への留学経験があるフィンランド人学生と出会い、すぐに意気投合。彼のおかげで周囲に溶け込むことができ、学校生活は一転。自然と英語力が磨かれ、授業でも積極的に発言できるようになりました。 - フィンランドでは、大学は2つの種類に分類されます。経済学や心理学といった学問的な分野を学ぶ大学と、観光経営やITといった実践的かつキャリアに直結する学問を学ぶ応用科学大学です。将来の選択肢を広げるためにも、西南学院大学では得られない学びや経験ができることを最優先に考え、応用科学大学を留学先に選びました。
- 現地では寮生活ではなく、ホームステイを選択。ホストマザーは、その日の出来事を親身になって聞いてくれたり、「明日は寒いから厚着して行きなさい」と体を気遣ってくれたりと、母親のような存在でした。心落ち着ける家があることで、安心して勉強に集中できたと思います。 留学していた5カ月間は、コミュニケーションがいかに大切かを実感した日々でした。卒業後の進路は模索中ですが、人材コンサルタントのような人と人を繋ぐ仕事に興味があります。いつか、私の留学経験が誰かの支えとなるよう、留学で身に付けた勉強習慣を継続し、さまざまな事にチャレンジしたいです。
- 何を学びましたか?
- 現地ではビジネス学部の観光経営学科に所属。観光分野に関する基礎知識がなかったため、まずは導入として「Introduction to tourism」を履修しました。次にアジア圏の観光について学ぶ「Asian incoming tourism」、さらには未来の観光形態について学ぶ「Future trends in tourism」を履修。課題のレポートも大変でしたが、なんとか乗り切りました!
- 留学した大学のある街は
どんな雰囲気ですか? - ユヴァスキュラ市は人口の3分の1を学生が占めるといわれています。繁華街に行けば、ショッピングセンターやバー、クラブなどがあり、友人と遊ぶ場所も充実。しかも、大学の「JAMKO」という学生団体のメンバーになれば、街の飲食店や公共交通機関で学割が適用されるなど驚きのサービスもあります!
- 留学していた大学の
魅力は何ですか? - 観光経営学科ではフィールドワーク形式の授業が多く、ホテル訪問やバスツアー体験など、魅力的な授業がたくさんありました。また、フィンランドの物価は高めですが、学食はビュッフェ形式で2・95ユーロ(470円前後)とかなりリーズナブル。フィンランドの教育環境が世界一といわれる理由が分かりました!