2020年度 第2回 キャリアトーク講座が開催されました
[イベント]
本日は、LINE Fukuoka ㈱の前田和寛先生に、ご自身のこれまでのキャリアをご紹介いただきながら、データサイエンティストとしてのご自身のお仕事と、心理学の知識や、研究・教育活動のご経験が、仕事にどのように活きているのかについてご講演をしていただきました。
数学的な知識や、プログラミングの技術などが要求される専門性の高い職業、というイメージが強いデータサイエンティストの仕事で、「心理学を活かすことができる」というお話は、意外に思った人もかなり多かったのではないでしょうか。
データサイエンティストは、データを扱う職業ではあるけれど、そのデータをもとに意思決定を行いたいと思っている人たちが必ず存在していて、その人たちが一体どのような問題に直面していて、その問題を解決するためにどのようなデータを分析することが適切なのかを考えることが求められます。
このことは、まさに目に見えない心を測定可能な数値に置き換えて行く心理学の研究法と共通している、というお話は、アカデミアとビジネスの世界の両方共を十分に経験されている先生だからこそ、説得力がありました。
大学4年間の中で、研究法の習得に重きを置いていることは、心理学科の特徴の一つでもあります。 このことが、職業人となったときに、具体的にどのようにアドバンテージとなりうるかをおうかがいできたことは、就職活動における心理学科生の強みについての気づきが得られる経験になったことと思います。

最近の記事
2025/04/22
2025/04/14
2025/04/07
2025/03/28
2025/03/11
カテゴリー