心理学科カレンダー

2019/04/07

WHO版PFA 体験記その4 〜N.M.さんの場合〜

「PFA講座の事務局をやってみないか。」ゼミの先生からこの一言で、数カ月に及ぶPFA事務局の仕事は始まりました。当時私はPFAを受けたことがなく、PFAとはなにかも知らなかったため、まずはPFAについて学ぶことからのスタートです。

 事務局のメンバーと話し合いを進めていく中で、大きな課題となったのは、参加者はどのような人にするか、参加者をどうやって集めるかの二点でした。まず参加者をどのような人にするかという点では、「年齢・職種の多様性」をキーワードに、例年までの学生中心の講座から学生半数・一般人半数の講座にすることを決めました。これは、避難所などで心の支援者として動いてもらうことを想定するとPFAを学ぶのは学生だけで良いのだろうか、という疑問が出てきたためです。そこで地域に関わりのある方や社会人の方に来ていただければ、という結論となり早速広報を始めました。ここで二点目の参加者をどうやって集めるかという課題に移ります。学生への広報は、大学教員に相談し授業の少しの時間をお借りして宣伝をしたり、学内サイトに告知を載せたりしました。大勢の学生の前で宣伝をするのはためらいもありましたが、たくさんの参加者が来てほしい!という思いで取り組みました。次に一般の方への広報ですが、社会人の方向けにどうやって広報すればいいのか、いつから始めればいいのかなど、初めての取り組みのため分からないことばかりで、とても大変だったのを覚えています。話し合いの末、メンバーそれぞれの交流のある場所への広報という形になり、公民館や西日本新聞社、保育園、自治会など様々な方への広報を個人で行いました。その結果、学生・一般の方どちらも多くの方が応募をしてくださり無事に当日を迎えることが出来ました。

 前述した通り私はPFA講座を受けたことがなかったので、講座の二日目には参加者として入らせていただきました。私は、この講座の大きな特徴としてロールプレイを多く行うことが挙げられると思います。ただ座って聞くだけではなく、グループを作りロールプレイを行うことで災害時の想像がしやすく、さらに学生と一般の方とのコミュニケーションにもなりとてもよい経験でした。PFA講座の事務局というプロジェクトを、メンバーと、一から考え作り上げたこの経験はなかなか出来ないものだと思います。達成感でいっぱいです。(小川ゼミ4年)
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