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前回に続き、今回も心理学科の各ゼミで行われた
卒業研究をご紹介いたします!
今回は社会心理学分野での卒業研究をご紹介します!
【社会心理学分野(田原ゼミ)の卒業研究紹介】
題目「グループワークにおけるグループ内での相対的な貢献感の高さの違いが
チームワーク評価に及ぼす影響」C.N.さん
●このテーマにしたきっかけ
大学生になり、心理学科の授業やインターンシップなどでグループワークを行う機会が多くありました。その中で、どんな時にチームワークやパフォーマンスが高いのかについて気になったことが研究を行うきっかけです。自分自身がグループワークを体験するとき、うまくいく時いかない時様々ありました。集団やチームを研究テーマとするゼミに所属していたこともあり、卒論では、よいグループワークの鍵となる,協力のための話し合いはどんな時うまくいくのかを調べたいと思いました。
●研究内容
先行研究を調べる中で、受け取るソーシャルサポートと与えるソーシャルサポートの不均衡を扱った研究に出会いました。自分がもらってばかり(過剰利得)の負債感も、自分が与えてばかり(過少利得)の負担感もいずれも、迷惑感や欲求不満などのネガティブな感情を引き起こし、心身の健康にも悪影響を及ぼすことがわかりました。研究を始める時点では、グループに貢献している感覚(貢献感)が高い人のほうが低い人に比べて、グループワークで発言がしやすいだろうと思っていました。しかし、先行研究から、グループの中で、偏ったメンバーだけが貢献しているよりも、メンバーの間で貢献感のバランスが取れている方が、発言がしやすくチームワークも高いのではないかという仮説を導きました。
心理学科には、グループワークを継続的に行う授業がいくつかあるので、そのような授業を受講している大学生を対象に、調査を行いました。実際のグループを振り返ってもらい、自分のグループへの貢献感、もっと他のメンバーに貢献してほしかったという負担感、他の人に頼ってばかりだったという負債感、そして、チームワークやパフォーマンスの自己評価を回答してもらいました。
●面白かったこと・苦労したこと
貢献感の高さの違いによって負担感、負債感が生まれるのではなく、貢献感、負担感、負債感のバランスがチームワークやパフォーマンスに影響するという結果を得られたことが面白かったです。また、分析の結果、貢献感と負債感を同時に感じる人がいるということが分かり、意外でした。一番苦労したのは、ポスター発表をした後、考察の仕方が仮説と噛み合っていないことに気づき、もう一度最初から考察しなおしたことでした。
この卒業研究を行うことによって、満足のいくグループワークを行うヒントを得ることができ、良かったです。