2023年度 第1回心理学科主催講演会
[イベント]
7月6日、大阪大学人間科学研究科の綿村英一郎先生をお招きし、『法の心理学へのいざない』と題して、2023年度第1回心理学科主催講演会が行われました。
罪を犯した人にどのような刑罰を与えるのか?この判断(量刑判断)は、一見すると法学のみが関係する領域のように思えます。しかし、量刑を与える存在も、罪を犯した存在あるいは量刑を与えられる存在も、そして量刑の根拠となる法体系を決める存在も、全て人間。そのため、量刑判断と心理学は実は深く関係しています。
講演会ではこのような視点から、「法のプロである裁判官と法の一般人では、量刑判断はどのように異なるのか?」「裁判官による量刑判断とAIによる量刑判断はどのように異なるのか?」「AIによって量刑が決められた場合、人はそれを受け入れることができるのか?AI裁判官がどうであれば、下された量刑判断を受け入れられるのか?つまり、量刑判断を受け入れるには何が必要なのか?」などについて、綿村先生ご自身の最新の研究が紹介されました。

本学学生にとって、法と心理学の結びつきという新たな視点を学ぶとともに、AIの受け入れというまさに現在重要となっているテーマについて考える、大変貴重な機会となりました。
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