基礎教育

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基礎演習

 基礎演習係基礎演習(必修)は、1クラス25名程度で演習形式の授業を行います。形式は教員によって違いますが、多くのクラスはディベートを導入しています。テーマは、脳死問題、セクハラ、民族紛争など様々です。裁判所見学や議会見学に出かけるクラスもあります。
 ディベートは知的ゲームで、とても盛り上がります。それぞれのチーム内で、わいわい言いながら作戦会議をするのも楽しいものです。基礎演習を通じてできた友達関係は4年間続くようです。
 もちろん楽しみのためにだけディベートをしているわけではありません。相手を説得するためには、自分の主張を裏づける情報を集め、それを論理的に伝えなければなりません。実際、ディベートに参加した大多数の学生が、ディベートを通じて論理的思考力が身についたと言っています。また、レポート作成の基礎力も身につきます。
 基礎演習は、どのような演習形式にせよ大学生活の基礎が作られるとても重要な機会です。そこで法学部では、基礎演習受講者のために手厚いフォロー体制を整えています。「基礎演習SA」は、担当教員の判断により、各クラスに配置されています。また、図書館に行けば「図書館SA」がいます。いずれも、先生には聞きにくい細かな疑問にも学生目線で答えてくれる、と大好評です。
 また、西南法学基礎教育研究会により、『法学部ゼミガイドブック』(法律文化社、2012年)が出版されています。学生はこのガイドブックを利用することにより、基礎演習で求められる課題を的確にこなし、大学生に必要とされる様々な技術を確実に体得できます。

導入科目

 導入科目導入科目は、法律の専門科目を学習する前提となる基礎知識や基礎技能を身につけるために設置されています。専門科目も多様なので、必要に応じ複数の導入科目を置いています。たとえば、「法律学の基礎」「民法入門」「刑事法入門」「手続法入門」などがあります。なかには「添削SA」をつけている科目もあり、全体として、面倒見の良い法学部を象徴する科目群になっています。