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2026/04/10(金)

司法試験合格者の声

(2025年の司法試験に合格された5名の卒業生の皆さんに、本学法学部の法務コースについて語って戴きました)

[井本啓吾さん]

西南学院大学法学部24期生の井本啓吾と申します。私は2023年に法学部を3年で早期卒業し、2025年に早稲田大学法科大学院を修了しました。

西南学院大学では、法科大学院への進学を見据え、2年次から法務コースに所属しました。
法務コースの講義では、憲法・民法・刑法といった基本科目を中心に、条文・判例・学説を深く掘り下げ、法的問題を多角的に分析する力が養われました。

特に、事案を丁寧に読み取り、問題点を的確に抽出した上で、論理的に妥当な結論を導くという思考過程は、司法試験の答案作成における思考の骨格となりました。
大学時代にこの強固な基礎を築けたことが、その後の法科大学院での発展的な学習、そして司法試験合格へのつながったと確信しています。

また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境があったことも、日々の学習を支える大きな糧となりました。

専門性の高いカリキュラムと志を同じくする仲間に恵まれた西南学院大学での3年間は、私の法曹への道の原点です。

[菊永育恵さん]

私は、令和5年3月に西南学院大学法学部法律学科を卒業し、同年4月に同志社大学法科大学院(既修)に入学しました。令和7年3月に同志社大学法科大学院を修了し、同年の司法試験に合格いたしました。

私は、学部時代に法務コースに所属し、同コースを修了して法科大学院へ進学いたしました。法務コースは、私が学部2年のときに創設されましたので、私は1期生です。

西南学院大学の法務コースに入って良かったことは、2つあります。

まず1つ目は、自分の答案を添削していただく機会があったことです。応用法律学の授業の中で、答案作成日をそれぞれ設けられ、強制的に答案を書かなければならない環境に置かれました。当時学部2年次で、それまで答案を書くことがあまりなく、長い文章を書くこと自体に苦手意識を持っていました。しかし、このような環境に身を置いたことで、答案を書く難しさを感じ、生半可な気持ちで法曹になりたいなんて言ってはいけないと自覚することができ、本気で法科大学院入試へ取り組むきっかけとなりました。

西南学院大学法学部には多くの学生が在籍しており、通常の授業で個人的に答案を見てもらう機会はなかったため、応用法律学の授業で、答案の型から、判例の使い方、法的三段論法の実践的な使い方を学ぶことができたのは、非常に良い経験となりました。これは余談ですが、法科大学院進学後、内容面はともかく、答案の型はとてもきれいで読みやすいということを教授や弁護士の方々によく言われました。初学者の段階で整った答案を書けるようになれたのは、紛れもなく法務コースのおかげなので、本当にありがたかったです。

2つ目は、法務コースに入ったことで、法科大学院進学への不安を払拭できたことです。当時は法科大学院へ進学する学生がかなり少数派で、そもそも情報があまりありませんでした。各法科大学院の公式サイトでしか情報を集めることができず、入試対策として具体的にどのような勉強をしたらよいのか、何をどの程度書ければ合格がいただけるのか、いわゆる全国模試のようなものも存在しないので、色々と不安を抱えていました。そんな中、法務コースの先生方には、志望先の法科大学院の過去問添削や、ステイトメント(志望理由書)の添削をしていただいて、法科大学院へ進学するにあたりたくさん支えていただきました。司法試験どころか、法科大学院への進学もあやしいくらい勉強ができなかった私ですが、今の私があるのは、このとき色々と支えてくださった先生方色々と支えてくださった先生方のおかげです。本当にありがとうございました。

[後藤優希さん]

令和7年度司法試験に合格しました後藤優希と申します。出身は法学部法律学科で、多田望先生のゼミに所属していました。卒業後、九州大学法科大学院に既習で入学しました。

私はずっと勉強していたというわけではなく、時には飲み会に参加したり旅行に行ったり、ゼミの活動をするなど、いわゆる一般的な大学生活を送っていました。活動としては、大学対抗交渉コンペティションという大会に、大学2年生から4年生まで参加していて、かなりの時間を費やしてきました。他にはSAとして憲法を教えるなどもしておりました。

それにもかかわらず、既習者コースで法科大学院へと進学できたのは多くの先生方のご支援があったからだと考えております。

法曹コースでの学びとして、少人数の授業で答案を比較的多くみていただけたことが大きいと思います。先生方との距離も近く、授業ではいわゆるソクラテスメソッドで当てられるなど法科大学院入学前に授業に慣れておくことができた点が大きいと考えます。どこの法科大学院へ入学するかによるかもしれないですが、コツコツと力を蓄えることが重要であると考えます。ですので、避けがちではありますがなるべく答案を書くことを心がけるといいと思います。法曹コースではこのような答案作成を強制的にやらざるを得ないことになるため、非常に意義のあるものだと思います。日々の勉強についてですが、自習環境も整っていると思います。西南の図書館はとても綺麗で1階にはライブラリーカフェがあり、5階には多くの基本書があるため、勉強にも役立つと思います。ぜひ、法曹コースと図書館を活用してください。息抜きもとても大切だと思いますので、気の知れた友人と飲んだり、長い期間旅行に行ったりと大学生でしかできないようなこともぜひたくさん行ってください。

[豊芦愛唯さん]

みなさん、はじめまして。西南学院大学法学部法律学科23期生の豊芦愛唯です。2023年3月に同学科を卒業後、九州大学法科大学院に進学し、令和7年度司法試験に合格しました。

私の勉強において、法務コースの先生方との出会いは非常に大きな意味を持っていました。九州大学法科大学院に進学した後も、勉強の相談に乗っていただき、学習面だけでなく精神面でも支えていただきました。このような継続的なご指導と支えがあったことが、司法試験合格につながったと感じています。

法務コースでは、法科大学院進学前の段階で、各基本科目について答案構成の根幹や条文読解の方法を丁寧に教えていただきました。そこで培った基礎的な考え方や学習姿勢は、司法試験の勉強を進める上での確かな土台となり、その後の学修にも大いに役立ちました。

[山本桜菜さん]

法務コースの制度を利用して、西南学院大学から連携校である中央大学法科大学院に進学しました山本桜菜です。

法務コースの応用法律学という科目は、司法試験合格につながる科目だったと思います。

応用法律学では、事前に与えられた事例問題を起案し、先生方に添削やアドバイスをしてもらい、その積み重ねから答案の書き方に迷うことなく、書くべきものを取捨選択することができるようになりました。また、他の人の答案も紹介してもらえるため、良いなと思える表現を自分のものにしていくことができました。

科目によっては、双方向型の授業もあり、問いかけに対し常に頭の中で考えさせられ、自分が何を理解していないのか把握することができました。授業で分からなかったところは、授業後に先生に質問したり、家に帰ってから基本書で調べたりするなどして解決をしていました。その他にも、先生方は大学院に近い授業をしてくださるため、ロースクールに入ってからも環境の変化に苦労することはありませんでした。

法務コースで学ぶことで、勉強する習慣が身につき、さらに、答案の型や知識を定着させるなど、司法試験に合格するための基礎となる土台をつくり上げることができました。そして、学部時代にこの土台をつくり上げたことが、令和7年司法試験合格につながったと思います。

法務コースは、司法試験に合格するための近道であると思うので、法曹を目指す在学生の皆さんにも積極的に利用してほしい制度ですし、努力をコツコツすれば合格は見えてくるので頑張ってほしいなと思います。