教員紹介

Faculty Members

齊藤 芳浩 教授

法律学科

高校生へのメッセージ

法律の本は難しいので、ある程度読み取る力がないと、面白くないと思います。高校時代に日本語をちゃんと理解し、書いてもそれなりに表現できる力を身に付けてください。それには本を読んで、要約してみるなどの訓練が有効だと思います。

齊藤 芳浩
研究分野 憲法
研究分野に関する
キーワード
憲法
研究テーマ 私人間効力論、統治行為論、憲法慣習、制度理論、憲法解釈論、集会の自由と公共施設の利用

基本的な知識を学び
自分で考え、判断する力を付ける

国家システムの基礎が学べる

齊藤芳浩先生の専門は、国の基礎構造を定めた法である「憲法」や個人の権利にスポットを当てた「人権」という、国家システムの基礎的部分です。授業では憲法のいろはをレクチャーし、ゼミではさらに深い内容を学ぶため、テーマについて調査・報告させた上で、議論に発展させています。

自分で判断できる力を身に付ける

齊藤先生が学生に4年間で身に付けてほしいと願っているのは、「一方的な情報に惑わされず、自分で考えて、判断できる力」です。「特徴的なのは、原発事故でしょうか。そこに出てくる専門家や政府関係者から、明らかに虚偽と思えるような情報が流れてきました。そういうのを見て、メディアからの情報を鵜呑みにするのは危険なことが少しはわかったと思います。大企業や政府は得てしてそういうことをするやもしれないので、大学にきて勉強するからには、虚偽あるいは不確かな情報を見極める力ぐらいは付けてほしいんですよね。放射線は平気だと聞いて、真に受けて平気で住んでいるようでは困りますからね」。

4年間、新聞を読むだけでも違ってくる

自分で考え、自分で判断するためには、基礎知識を知っている必要があります。その導入として、齊藤先生の憲法や人権の授業は、入りやすい内容と言えるでしょう。さらに齊藤先生は「せめて新聞ぐらいは読んでほしいですね。4年間、毎日30分間新聞が読むだけで違いますよ」とアドバイス。それを実践することができれば、学力と併せて、人間力が身に付く4年間になるそうです。