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2025/12/20(土)

濵﨑ゼミが第20回民事訴訟法合同討論会に参加しました。

 2025年12月20日(土)に横浜にある関東学院大学関内キャンパスにて開催された「第20回民事訴訟法合同討論会」に、濵﨑ゼミの3・4年生の学生9名が参加しました。合同討論会には、愛知大学、大阪公立大学、大阪大学、岡山大学、金沢大学、関東学院大学、同志社大学の各民事訴訟法ゼミが参加し、白熱した議論が展開されました。

 本年度の討論会では、不起訴の合意に関する問題が出題され、各大学がそれに対する答案を作成し、当日はその答案に基づいて討論を行いました。

 不起訴の合意とは、特定の権利または法律関係につき、一時的または永久的に裁判所に訴えを提起しないことを約する当事者間での合意のことですが、これが認められる場合に当事者および裁判所にどのような法的効果を生ずるかが問題となりました。

 法学部では、民事手続法1の講義において民事訴訟法について勉強しますが、不起訴の合意は講義では深く扱われない分野であるため、難しい内容となりました。

 事前の専門演習(ゼミ)において、濵﨑ゼミの3年生・4年生が資料をもとに話合い、当日まで立論・反論を考えました。濵﨑ゼミは、不起訴の合意について積極的に認め、裁判所もこれに拘束されるという方針を掲げましたが、この考えに対して否定的な見解の大学から多くの質問や意見を受け、自分たちが考えていなかった視点や問題点があることを学びました。

 討論後には各大学の先生方から講評もありました。法治国家では自力での解決を禁じる代わりに裁判所による救済を保障している(自力救済の禁止)にもかかわらず、不起訴の合意の効力を認め、当事者に裁判を受ける権利を放棄することを認めれば、当事者の法的救済の道を閉ざしてしまうことになるため安易に認めるべきでないとのお話いただきました。また、民事紛争においては、裁判所による判決のほかに仲裁・調停等のADR(裁判外紛争解決)などといった多様な紛争解決手段がありますが、その中で当事者間での合意による解決ついて考えることは、現代の紛争解決方法のデザインとして重要なテーマであるなどとのお話もいただきました。

 討論会終了後には、懇親会が行われ、他大学の学生や先生方と話をする機会がありました。他大学の先生の中には元裁判官の方もおり、今回の討論会の問題を実務的視点から分析・解説頂き、多くのことを学ぶことができました。また、合同討論会へは毎年、司法試験合格を目指す学生も一定数参加するため、同じ目標を共にする学生同士で情報交換を行いこれからの勉強のモチベーションをあげることもできました。

(法学部法律学科3年 首藤渚)