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2025/11/04(火)

法学部ゼミナール連合会がゼミ選び⽀援イベントを開催しました。

法学部1・2年⽣対象ゼミ選び⽀援イベント開催
 〜「なんとなく」で決めないために。~
 
⼤学⽣活の後半戦、そしてその後のキャリアをも左右する「ゼミナール(ゼミ)選び」。法学部でのより学び場となるこの選択において、「情報の少なさ」や「イメージとのギャップ」に悩む学⽣は少なくありません。
 
2025年10⽉27⽇、10⽉28⽇、10⽉30⽇、10⽉31⽇、11⽉4⽇の全て昼休みに⻄南学院⼤学の2号館201教室にて、法学部年⽣を対象とした『ゼミ選び⽀援イベント』が開催されました。全5⽇間は計約200名の学⽣が参加し、熱気に包まれた会場の様⼦と、そこで語られた状況を記事にしてお届けします。
 
法学の学びは、孤独な研鑽だけではありません。教員や学友との議論を通じて法的思考⼒を磨き上げるゼミこそが、アカデミックな成⻑の場となります。しかし、紙媒体やWeb上のシラバスに記載されている「研究テーマ」や「使⽤教材」といった⽂字情報だけでは、各ゼミが持つ独特のカルチャーや、実際の運営スタイルまでは読み取れません。
 
本イベントは、そうした「情報の⾮対称性」を解消するために毎年開催されているものです。各ゼミの代表者が登壇し、限られた時間の中でプレゼンテーションを⾏う講演形式を採⽤。形式的な説明にとどまらず、そのゼミが醸し出す「雰囲気」や「熱量」を肌で感じ取ることができる貴重な機会として、毎年多くの1‧2年⽣が 参加しています。

当⽇の会場は、真剣な⾯持ちでメモを取る1‧2年⽣で 埋まりました。各ゼミに与えられた持ち時間は10分間。この 制約の 中で 、いかに⾃分たちのゼミの特⾊を伝えるか、各登壇者は趣向を凝らしたプレゼンテーションを展開しました。
 
アカデミックな厳しさを前⾯に出して学問的意欲を刺激するゼミもあれば、合宿やサブゼミの様⼦を紹介し、コミュニティとしての結束⼒をアピールするゼミもあります。登壇者の語り⼝、スライドの構成、そして会場に語りかける熱意。それらすべてが、⽂字情報では伝わりきらない「ゼミのカラー」を雄弁に物語っており、参加した学⽣たちは短時間で効率的に複数のゼミを⽐較検討することができました。
 
今年度の特筆すべき点は、初の試みとなる「オンデマンド配信」の導⼊です。これまでは「授業と時間が被っていて参加できない」「体調不良で会場に⾏けない」といったニーズに満たすために情報発信を実施しました。今年度は原ゼミ、ウィンクラーゼミ、釜⾕ゼミ、多⽥ゼミ、⼭⽥恵⼦ゼミの5団体のご協⼒のもと、ゼミの雰囲気が伝わる30秒程度の動画を作っていただきました。
 
ゼミ選びにおけるミスマッチは、学⽣個⼈のモチベーション低下だけでなく、ゼミ全体の活性度にも影響しかねません。だからこそ、こうしたイベントを通じて「リアルな情報」に触れ、多⾓的に⽐較検討するプロセスが不可⽋です。
 
毎年恒例のイベントであっても、現状維持に⽢んじることなく、学⽣のニーズに合わせてアップデートを重ねていく。今年度の『ゼミ紹介講演会』は、伝統を守りつつも、ICT活⽤による新たな価値提供へと踏み出した、意義深い開催となりました。
 
このイベントで得られた情報と気づきが、法学部⽣⼀⼈ひとりにとっての「最良の選択」に繋がることを願っています。私たち法学部ゼミナール連合会は、今後も時代の変化に対応しながら、法学部⽣の充実した学⽣⽣活を⽀援する活動を継続していきます。

                              法学部ゼミナール連合会代表 安武孝紀

教室全体の写真1

教室全体の写真2
部員が司会に努めているもの1
部員が司会に努めているもの2