Seinan Vis Moot大会出場報告
法学部公認団体である、私たちSeinan VisMootは、今年もVisMoot日本大会、および世界大会に出場しました。
Vis Mootとは、世界中の約400校が参加する模擬国際商事仲裁大会で、国際的な取引に関する架空の紛争について、学生が売主・買主それぞれの弁護士役となり、仲裁人役の、実際に国際仲裁で活躍する弁護士や大学教授を前に英語で弁論を行う大会です。世界大会は毎年4月にオーストリア・ウィーンと香港で開催されており、日本大会(Vis Japan)はそのプレ大会として行われています。
2024年度のSeinan VisMootチームには、本学法学部の1年生から4年生まで、合計17名が所属しています。コーチの絹川恭久弁護士、本学法学部の釜谷真史先生、多田望先生のご指導のもと、週1回の定期会合を軸に、学年や経験に関係なく、一人ひとりが英語力やプレゼンテーション能力を高めることを目指し、毎日の自主練習にも励みながら活動を行ってきました。
3月22日に行われた日本大会では、選抜メンバー8名が出場しました。今年は海外からの参加があり、私たちも英語の部のみならず、日本語の部でも海外大学と対戦しました。残念ながら、私たちは入賞することはできませんでしたが、世界とのレベルの差を肌で感じ、今後私たちが目指すべき目標を改めて認識することができました。
また、3月下旬から4月中旬にかけて、チームは二手に分かれ、香港大会・ウィーン大会にそれぞれ出場しました。世界大会では、世界中から集まった約400チームが白熱した議論を繰り広げられる中で、私たちは、試合以外でも仲裁人や他国の学生との交流を通じて、多くの刺激を受けることができました。
世界大会に参加したメンバーからは「仲裁人との対話の大切さを改めて実感した」「この1年間の努力で、英語力やプレゼン力が大きく成長した」といった声が多く聞かれ、それぞれが自らの成長を感じていました。
日本大会および世界大会を終え、私たちは世界とのレベルの差をなんとかして埋めたいと決意したところです。来年の大会に向けて、一人ひとりが「自分にできること」を考え、行動し、さらなるレベルアップを目指して活動を続けていきます。応援してくださる皆さまに、より良い報告ができるよう、Seinan VisMootはこれからも挑戦し続けます。今後とも温かいご支援・ご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年度Seinan VisMootリーダー
諫武優希(法律学科4年)
坂口典彌(法律学科4年)
<日本大会出場者>
【日本語の部】
中野 哲也(法律学科1年)・竹下 晴香(法律学科2年)・今井 幸香(国際関係法学科2年)・大里 太志(法律学科3年)
【英語の部】
熊田 衣真(国際関係法学科3年)・諫武 優希(法律学科4年)・坂口 典彌(同左)・和田 美結(国際関係法学科4年)
<世界大会対戦校および出場者>
【香港大会】
香港樹仁大学(香港)[加嶋利衣(国際関係法学科2年)・坂口典彌(法律学科4年)]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)(ロンドン・英国)[平尾花音(法律学科1年)・山口菜花(同)]
石油エネルギー大学(デヘラードゥーン・インド)[山田修三(法律学科2年)・坂口典彌(法律学科4年)]
ブツェリウス法科大学院(ハンブルク・ドイツ)[岡山優杏(国際関係法学科3年)・熊田衣真(同)]
【ウィーン大会】
イブン・ハルドゥーン大学(イスタンブール・トルコ)[中野哲也(法律学科1年)・今井幸香(国際関係法学科2年)]
ニルマ大学(アーメダバード・インド)[津留響子(国際関係法学科1年)・大里太志(法律学科3年)]
ピッツバーグ大学(ペンシルバニア州・アメリカ)[中野哲也(法律学科1年)・草場健太(法律学科3年)]
オーストラリア国立大学(キャンベラ・オーストラリア)[竹下晴香(法律学科2年)・大里太志(法律学科3年)]
写真上:香港大会1日目試合後
写真下:ウィーン大会本部前

