1年後期
日常の身の回りの言語表現を取り上げ、そのしくみを歴史的・社会的・地域的背景とともに考察することによって、豊かで鋭い言語感覚を習得し、自己のことばを科学的に観察することが出来る能力を養うとともに、日本語学の基礎的知識と研究法を体得します。
日本語文法の基礎的知識を習得し、その教育方法を体得します。
世界での日本語教育の位置づけ、環境別の日本語教育、日本語教育の歴史についての基礎的知識を獲得します。
2年前期
日本語教師の役割は何か、教師に求められる条件は何か、日本語教育の基礎となる4技能「スピーキング」「リスニング」「ライティング」「リーディング」の指導法、4技能の統合方法、テストと評価、自律的学習者を育てる方法等のテーマに関して、基礎的知識を獲得します。
日々発展するICTと教師はどのようにむきあえば良いかについて、理論的側面だけでなく、実践を通して、テクノロジーを道具として使いこなせるリテラシーを育成します。
2年後期
日本語教育の現場で生じる様々な出来事に適切に対処するために必要不可欠な技術・知識について、基礎的知識を獲得します。
日本語教育の教材の歴史的な変化を知り、オンライン上で教材を作る作業までを経験することで、これからの社会変化に対応できるICTリテラシーの基礎を教材作成の観点から学びます。
3年前期
授業観察・教科書分析・教案作成の仕方を学んだ上で、学生が互いに教師役、学習者役に分かれて模擬授業(マイクロ・ティーチング)を行います。教師役は学習者、学習レベル、学習時間などに考慮して教案及び補助教材を作成し、特定の学習項目を教えます。学習者役は学習者になりきって模擬授業を受けることで、学習者の心理を擬似体験します。それぞれの立場から模擬授業を評価し合うことで学びを深めていき、日本語教育実習に備えます。
3年後期
日本語教育関連科目の最終段階として、実際に日本語学習者を対象に授業観察と教壇実習授業を行い、それまでに学んできた理論と実践の統合をめざします。教壇実習授業を行うだけでなく、外国人学習者との交流を通して、学習者の母国の文化や、学習者心理、日本語習得過程、異文化適応上の問題などを学びます。