他者との交流の中には大いなる可能性が秘められています。
進学先:西南学院大学大学院
1. 現在大学院で取り組んでいる研究内容
現在は、西南学院大学大学院・外国語学研究科にてコミュニケーション学を専門に研究しています。研究テーマは「職場いじめ」や「パワーハラスメント」で、現在ダイバーシティーや組織文化など様々な観点を用いて研究ができないか、先行研究を照らし合わせながら検討している最中です。コミュニケーション学は「関係性の学問」とも言われ、日々絶え間なく行われるコミュニケーションに焦点を当てた学問です。社会学や心理学に教育学などとも関連があり高い学際性が特徴で、社会の諸問題や現象を、人々が常に営んでいるコミュニケーションの観点から取り扱うことができます。研究活動の中では、今まで見ていた世界が異なる見え方をし始めたり、日々の研究で得られた知見を日常生活に応用しやすいなど様々な魅力を感じています。
2. 外国語学部での学びがどのように生かされているか
グローバル・コミュニケーション・スタディーズでの学びが有益でした。この領域での学びを通して、問題意識を持つことの重要性を認識しました。「コミュニケーション学入門」と「Communication Studies A」の2つの授業では、社会問題に取り組みました。日々国内や世界中で起こっている社会問題から些細な言葉遣いに仕草まで、さまざまな要素に隠れている「問い」を授業で扱います。明確な答えはないものの問いについてしっかり考え抜く態度が、プレゼンテーションやテストと同じぐらい授業評価に寄与することは新鮮でした。ゼミではアートやデザインといった文化・芸術をメインに取り扱っていましたが、応用的に社会問題との関連性を見出し、ファッションとメディアというテーマで研究を行うこともできました。最終的にこの習慣は、濃密な問いを伴った研究活動を行う大学院への進学という進路まで確立してくれたので、ものすごく重要な学びとなりました。
グローバル・コミュニケーション・スタディーズでの学びは、英語運用能力の飛躍的な向上にもつながりました。専門科目である「Global Issues」や「Communication Studies」では、教科書はもちろん、メンバー同士での意見交換や意見発表、個々のプレゼンテーションも英語で行うため、意欲次第でとてもアクティブな英語学習が実現できます。「読む・書く」に加えて「話す・聞く」を複合的に学ぶことで、英語を「教科」ではなく「言語」として学べました。コミュニケーション学は生まれてから日が浅い学問領域のため、専門書や研究論文は英語で書かれているものがほとんどです。授業で培った英語運用能力のおかげで英語論文をスムーズに読むことができ、大学院での研究活動が円滑に行えています。
3. 受験生・在学生へのメッセージ
在学中は多数の異なる視点から物事を見られるよう、様々な方と交流を積極的に深めてみてください。自分が普通・当たり前と思っていることは案外そうでなく、他人との交流の中で初めてそれを学びます。加えて、交流の中でやりたいことが見つかったり、長年の疑問にあっさりと答えが出るかもしれません。自分が知らない世界への扉が開かれたり、生涯の友が見つかるかもしれません。他者との交流の中には大いなる可能性が秘められています。大学は多種多様な興味関心・文化を持った人々がいるという点で、環境が整っています。その環境を存分に利用して見てくださいね。Perception is reality!