好奇心を大切にしながら、関心のあることを思い切り学んでほしいです。
勤務先:アクセンチュア株式会社
1. 現在の仕事内容
私は BPO(Business Process Outsourcing)を提供する部署に所属し、お客様の業務を代行しながら、業務効率化に向けた改善施策の検討も担当しています。現在のプロジェクトでは、案件の差配(振り分け)や案件管理に関する業務改善チームで働いています。具体的には、業務フロー図を作成して業務量を可視化したり、実業務を担う別チームのメンバーにヒアリングを行い、課題を整理・検討したりしています。
一つ前のプロジェクトでは、人事労務チームで社会保険料に関する業務を担当していました。弊社はプロジェクト単位で業務内容や役割が決まっているため、同じ会社にいながらも、さまざまな業界・業種の業務を経験できています。
グローバル企業であることから、海外拠点と協働する機会も多くあります。これまで携わった 2つのプロジェクトはいずれもアジアの拠点と連携があり、同じオフィスやオンライン会議で、多様なバックグラウンドを持つメンバーと協力して業務を進めています。
2. 外国語学部での学びがどのように生かされているか
私は在学中、教職課程を履修していたため英語に関わる言語科学と文学の科目を中心に履修していましたが、グローバル・コミュニケーション・スタディーズのゼミに所属し、3 つの領域全体を横断する学びを行いました。社会人となった今、特に仕事に生きていると感じるのは、「Global Issues」、「Global Communication Seminar」、「異文化理解」の授業です。
外国語学部では、多くの授業が English only で行われますが、中でも「Global Issues」 と「Global Communication Seminar」は、英語の資料を読み、内容を踏まえて議論することが中心の授業でした。私はこれらのグループ講義(全 9 講義のうち 6 講義)を受講しましたが、繰り返し受講する中で「英語そのものを学ぶ」のではなく、「英語を使って考え、意見をつくり、伝える」力が鍛えられたと感じています。現在の英語が必要である業務環境においても、思考し、コミュニケーションするツールとして英語を活用できています。
「異文化理解」の授業は、それまでに学んできたコミュニケーション学を総括するような授業であったと感じています。前半講義では理論を学び、後半はグループワークでリサーチ結果や主張を整理し、発表しました。この「インプット→整理→アウトプット」という流れは、現在の業務にもそのまま当てはまります。プロジェクトでは、関係者へのヒアリングで情報を集め、課題を構造化し、改善施策として提案・共有する必要があるためです。在学中に、意見交換を重ねながらメタ認知を働かせ、説得力のあるプレゼンテーションにまとめた経験が、社会人としての基礎スキルにつながっていると感じます。
授業以外に、コミュニケーション学のゼミでの学びも実務に直結しています。BPO の仕事は、個人の力だけで成果を出すことが難しく、チーム内で施策や状況を共有し、積極的に対話しながら進めることが欠かせません。ゼミ担当教員から学んだ「言葉の重み」を意識することで、お客様やチームメンバーと、より効果的で良好なコミュニケーションが取れていると感じます。
そして何より、外国語学部の豊富なカリキュラムを活用して留学を 2 度経験し、教職課程にも挑戦するなど、4 年間を通じて「知」への好奇心を持ち続けた姿勢そのものが、現在の仕事に役立っています。キャッチアップを前提に、自ら価値を生み出すことが求められる環境だからこそ、「学び続ける力」が強みになっていると実感しています。
3. 受験生・在学生へのメッセージ
「人生最後の夏休み」とも言われる大学生活の中で、授業・研究・留学・インターン・アルバイト・遊びまで、あらゆることに全力で取り組み、多くを学べたのは、西南で「自分が好きだと思えること」を見つけられたからだと思います。西南での学びと経験は、私にとって大きな強みであり誇りです。
後輩となる皆さんには、4年間(あるいはそれ以上)の在学期間で、好奇心を大切にしながら、関心のあることを思い切り学んでほしいです。進路に迷うことがあっても、学生時代の学びや好きなことに一生懸命取り組んだ経験が、きっとキャリアへの架け橋となると思います。Enjoy yourself!