卒業生を訪ねて

西南学院で学び、さまざまな場所や分野で
個性を輝かせている卒業生の皆さんに、
今のお仕事の話や在学中の思い出を語っていただきます。

時代が変わっても変わらない
大切な食の価値を守り続けたい

松行 康二さん 松行 康二さん

カゴメ株式会社 九州支店長

松行(まつゆき)康二(こうじ)

さん

西南学院大学 経済学部 経済学科 1992年卒業

1992年にカゴメ株式会社へ入社して以来、ほとんどのキャリアを営業職として歩んできました。東京、大阪での勤務を経て、2024年10月に福岡へ戻り、現在は九州支店長として九州・沖縄の卸店、小売業、ユーザーなどにカゴメ商品の価値や野菜を摂取することの大切さを伝えています。60人弱の支店を率いる事業所長を務めるのは初めてですが、社内外への責任を感じながらも、社員やお客さまと近い距離で関われる九州支店での仕事は大きなやりがいになっています。東京や大阪ではあまり話題に上がらなかった出身大学も、九州ではお客さまとの会話のきっかけになり距離が縮まることも多く新鮮に感じています。

私は、大学受験の際に一浪したのですが、先に現役で入学していた友人から聞く評判の良さに親しみを感じ、西南学院大学への進学を決めたんです。1989年に福岡市で開催された「アジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)」で百道が盛り上がる様子を間近で見られたのは忘れられません。「よかトピア」開催を機に建てられた福岡タワーは今も福岡の顔の一つですよね。

在学中は、家庭教師や健康ランドのフロント、ビアガーデンのスタッフ、塾講師など、さまざまなアルバイトを経験しました。サービス業でお客さまや社員の方々と接し、社会には多様な人がいることを実感できた経験が社会に出る上での土台になったと感じています。また、今はもうなくなってしまった、屋外活動のサークルに属し、大学祭でお化け屋敷や手相占いを企画したのも良い思い出です。サークルや学部の友人とは、卒業から30年以上を経た今もつながっています。

就職活動当時はいわゆるバブル期で、「好景気がずっと続くとは限らないが、人は食べないと生きていけないという事実は変わらない」と感じていました。当時の私は若く、自身の食生活に気を配ることはなかったものの「せっかく食べるなら健康に良いものを」という思いを胸に、カゴメに入社したんです。

学生時代に学んだことで今につながるのは、浪人時代の苦労を経て身に付けた、目的から逆算して行動する「段取り力」です。「もう勉強で苦労はしたくない」と感じ、大学では一生懸命に授業に取り組み、3年次までに単位を取り終えました。加えて、少年時代から続けていた野球でピッチャーとして培った「相手の心理を読む力」も今の仕事に生かされています。お客さまのニーズをつかみ、想定外の事態にも柔軟に対応しつつ、自分の譲れない部分も同時に貫く。30年余りの営業経験で、数字だけでなく、継続的な関係づくりを大切にしてきました。

現場が好きで、これからも現場に近いところで働き続けたいという思いは変わりませんが、今は、後進の成長や活躍を見守り、自身の経験を還元していくことにも喜びを感じています。西南学院で学ぶ皆さんにも、食と健康は日常の活動のベースであることを意識して食を大切にしつつ、多くの人と関わりながら、相手の話に耳を傾け、興味・関心のアンテナを高くしてほしいですね。応援しています。

写真:松行 康二さん

Profile

1992年にカゴメ株式会社へ入社。東京・大阪を中心に営業職として勤務し、2024年10月より九州支店長に就任。九州・沖縄の卸店、小売業、ユーザーを中心にカゴメ商品の価値や野菜を摂取することの大切さを伝え続けている。

西南学院の校旗に見守られての卒業式
西南学院の校旗に見守られての卒業式。
写真:旧図書館前で友人たちと撮った思い出の一枚
旧図書館前で友人たちと撮った思い出の一枚
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