- 西南学院大学からの初派遣。
情報が少なく不安な出発に。
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高校生の頃からの目標だった海外留学。海外で英語力を向上させるだけでなく、馴染みのない土地に身を置き、自分を成長させたいと考えていました。そこで挑戦の地に選んだのが、東欧のルーマニアです。西南学院大学から協定校のルーマニア・アメリカ大学への派遣は今回が初めて。他の協定校であれば歴代の先輩たちの経験談という心強い情報がある中、事前情報が少なく、最初は不安が大きかったです。
また、英語の読み書きは得意であったものの、英会話には苦手意識がありました。“英語を使う楽しさ”を経験したことが少なかったのだと思います。そのため、ルーマニアに到着直後は挨拶や日常会話でさえ緊張してしまい、心身ともに疲弊する毎日…。授業では、他の留学生が授業初日から積極的に意見を述べる中、私は意見を求められない限り、自ら発言することはほとんどありませんでした。
私が会話の緊張を和らげるために心掛けていたのは、とにかく時間を見つけては英語に触れて、“英語脳”を鍛えること。英語のニュース記事を読んで知らない単語を覚えたり、動画を見て発音の練習をしたりと、翌日の授業で実践するために毎日新しい英語を頭に入れていました。徐々に英語でのとっさの返しにも慣れてきて、コミュニケーションがスムーズに取れるように。このあたりから、「英語を使う楽しさ」を実感できるようになったと思います。英語への不安が薄れると、自然と日々の生活も楽しめるようになりました。現地の友達と旅行に行ったり、授業終わりに買い物に出かけたりと、日常を一緒に楽しめる友達ができたことで生活が充実していきました。
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- 正しいか否かが問題ではなく、
“意見を持つ”大切さを知る。
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授業では、自身の専門分野ではないマーケティングや国際貿易に関する内容を理解することが毎回大変でした。授業中はこまめにノートを取り、寮に帰ってから授業に関連する記事や動画を見て理解を深め、自分なりの意見を持つように心掛けていました。その習慣のきっかけは、授業中の他の学生の学ぶ姿勢にありました。意見が正しいか間違っているかは関係なく、自分の意見を発信するという彼らの積極性に刺激を受けました。英語力はもちろんですが、「自分だったらどう考えるか」という視点を養うことができ、周りの人やさまざまな事象への興味・関心も強まったと思います。残りの学生生活も、一つひとつの授業や友達と過ごす時間を大切にしたいです。