2021.02.21

SeinanVisMoot 日本大会日本語の部4連覇、英語の部準優勝しました!


  • 当日結果発表後に開いたミニ会合で記念撮影

  • 日本大会後、最初の定期会合にて(中央が絹川恭久弁護士)

 法学部学生で結成している、私たちSeinanVisMootは、2021年2月21日にオンラインで行われたVisMoot日本大会(Pre-Moot Japan)に参加致しました。日本語の部においてはチーム優勝を果たし、例年に引き続き4連覇を達成、稲田朱里さん(国際関係法学科2年)が個人最優秀弁論者賞を受賞し、こちらも4連覇を達成しました。
 何より、日本語の部での結果に加え本大会では、英語の部でも準優勝と、今年で4年目となるSeinanVisMoot創設以来の悲願であった英語の部入賞を実現できました。

 VisMootとは、世界中の約400校の法学部生・法科大学院生が参加する模擬国際仲裁大会で、国際取引上の架空の紛争について、売主・買主それぞれの弁護士に扮して、仲裁人の前で法律を武器に戦います。メイン大会はウィーン、香港で行われ、日本大会はそのプレ大会として開催され、日本語の部・英語の部に分かれて試合が行われます。

 今年のSeinanVisMootチームには、本学法学部1年生から4年生まで23名が所属し、弁護士の絹川恭久先生、本学法学部の釜谷真史先生・多田望先生のご指導のもと、日本大会「日本語の部4連覇、英語の部入賞」を目標として活動してきました。

 今年は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が制限され、Zoomを使用したオンラインでの活動となりました。そのような状況の中、私たちは上記目標達成のために、“直接会えない状況でも近くにいるような環境を作る”というチーム目標を掲げました。お互いの表情が読み取りづらく、閉鎖的になりがちなオンラインの環境下において、自信にかかわらず発言し、自分の状況を打ち明けられるチームにしたい、という思いからです。

 しかし、いざ実際に活動を始めると、対面での議論よりも円滑さに欠けたり、発言することを躊躇してしまったり、それぞれの理解の進度に差が生まれ、議論が進まなかったりすることもありました。そこで、メンバー一人一人がこのチームになくてはならない存在であるということを、互いに心に留め、可能な限りコミュニケーションをとれる機会を増やすよう、チーム全体として心掛けました。それによって、互いの理解を助け合い、それぞれが自信をもって議論に参加できる環境を、徐々に作り上げていくことができました。これまで以上に苦しい状況での試行錯誤の日々だったので、日本語の部での連覇を維持し、英語の部でも結果を残すことができたことを、メンバー一同嬉しく思っています。

 ただ、メイン大会であるウィーン大会、香港大会において日本のチームは未だ結果を残すことができていない状況が続いています。そこで、日本大会後は、国内外を問わず様々なチームと練習試合を行うべく、準備を進めています。今年は、両大会ともオンライン開催となっているため、福岡にいながらにして世界大会の緊張感を経験できます。日本大会での経験を糧にチーム全体で研鑽を重ね、チーム力を高め、次年度以降の活動にもつながる良い流れを作っていきたいと考えています。

 これからもSeinanVisMoot一同、一丸となって、力を合わせて頑張っていきますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします。

<2020年度VisMoot日本大会(PreMootJapan)結果>

         

【日本語の部】

出場者: 尾崎 央虎(国際関係法学科1年)、谷川 愛海(同1年)、
稲田 朱里(同2年)、中嶋 鋭延(同3年)
第1位  西南学院大学
第2位  同志社大学
第3位  神戸大学
優秀弁論者賞  稲田 朱里(国際関係法学科2年)

【英語の部】

出場者: 森山 夏琳(国際関係法学科2年)、中原 萌(同3年)、
中橋 亨(同4年)、安川 由莉(同4年)
第1位  北海道大学
第2位  西南学院大学
第3位  神戸大学

*日本大会主催者(国際商取引学会)による公式報告ページはこちら

2020年度SeinanVisMootリーダー
中橋亨(国際関係法学科4年)
中原萌(国際関係法学科3年)
中嶋鋭延(国際関係法学科3年)