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自由な校風の中で育まれた
物おじしない性格と
コミュニケーション力。 -
大学4年間の思い出といえば、一つはバスケットボール部で仲間と汗を流した時間です。練習は週に5日。学生時代に、一番長い時間を費やした活動でした。バスケット自体は下手でしたので、プレーヤーとしては中心的な存在ではありませんでしたが、4年次には副主将を務めました。この時、年齢や立場によって求められる役割や責任が変わることを経験し、社会に出る前の良い勉強になりました。
また、相手が誰であっても物おじすることなく、親しみを持って接する性格は、個性豊かな友人たちと過ごした日々と西南学院大学の自由な校風の中で育まれたと感じています。大学卒業から30年以上経ちますが、自身のキャラクターは今も変わりません。海外で初めて会う人と仕事をする際も、このキャラクターが私の強みになっています。 -
政府専用機の運航支援業務を担当。
海外を飛び回る日々。 -
卒業後は、「カバン一つで世界中を飛び回る仕事がしたい」という思いから日本航空に入社しました。入社から約3年間は成田空港などの国内の空港に勤務。飛行機が駐機しているスポットで荷物や貨物の搭載など出発便の管理業務や国際線のチェックイン業務などを経験しました。
海外をフィールドにして仕事をするようになったのは20代後半から。海外発便の機内食の選定を担当した時はアジア各地を訪問しました。現地で機内食を試食し、エコノミーやファーストクラスなど各クラスに合わせたメニューの選定。加えて、機内食単価の交渉、契約までを任され、航空会社ならではの仕事にやりがいを感じていました。
その後、首相や皇室の方々が利用される政府専用機の運航支援を担当した時は、まさにカバン一つで世界を飛び回る日々でした。首相の海外訪問が決まりそうになったら、整備や機内食など運航に関わる各分野の専門家を集めたチームを率いて現地を訪問。現地の政府関係者と連携しながら、準備の段取りをコーディネートするのが私の役割でした。責任重大でしたが、「世界で働けるチャンスを楽しみながら自分らしく仕事を全うしたい」という気持ちで仕事に臨んでいました。学生時代に自分が思い描いた仕事でしたので、やりがいを感じながら業務に向き合うことができたと感じています。 -
小さくまとまらず、
自分の可能性に賭けてみよう。 -
現在は、日本航空の九州代表として各地を飛び回っています。日本航空は航空運送事業以外にもチャレンジしており、その一つとして地域活性化事業に取り組んでいます。最近では、鹿児島県垂水市の養殖カンパチを鹿児島空港から羽田空港経由でタイ・バンコクでJALグループが運営する市場に卸し、海外マーケットへの販路拡大をサポートしています。コロナ禍の影響で航空業界が苦境にさらされましたが、今だからできることに目を向けて挑戦することが何においても大切だと改めて実感しています。
学生の皆さんも世界に目を向け、自分が経験したことがないことにチャレンジしてほしいと思っています。「英語ができないから」と諦める必要はなく、自分がやりたいと思ったことには純粋に行動することが憧れを実現する原動力です。ぜひ自分の可能性に賭けてみてください。
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