夜の西南学院大学

　父親の影響で３歳からラグビーを続けています。私が所属するラグビー部の練習は、福岡市西区の田尻グリーンフィールドで週４回。限られた時間の中、「短時間高強度」にこだわり、実戦を意識した練習に取り組んでいます。私は強いチーム作りのために、練習中は積極的にチームを鼓舞する声掛けをしています。これは２年次に練習メニューを作成する学生コーチを経験したことがきっかけです。初めて教える立場に立ったことで、自分だけが成長すれば良いのではなく、チーム全体の成長が良い結果に結びつくことを実感。この時の学びを日々の練習に生かしています。
　また、ラグビー部では週１回、監督を含めた部員全員で田尻グリーンフィールドの清掃を行っています。この活動は、「ラグビーを通して人として成長する」という部の理念から。技術だけでなく、心も磨く。この２つの成長があったからこそ、昨年14年ぶりにチームの目標としていた「全国地区対抗大学ラグビー大会」への出場を勝ち取ることができたと思います。
　キャプテンを務める今年は、個人としては九州リーグ優勝を目標に、少なくとも上位４チーム以上の成績を収めたいです。スポーツ推薦での入部者が多い強豪校と競り合うためにも、私は「誰よりも早くグラウンドに入り、最後にグラウンドを出る」を自らに課し、チームを牽引していきます。そして、2028年にラグビー部は創部100周年を迎えます。この伝統に恥じないよう、OBの方々の支援に感謝しながら、選手として人として成長し、「西南といえば、ラグビー部」と多くの人に思ってもらえる存在を目指します。
- 経済学部経済学科３年
- 堀之内ほりのうち太陽たいようさん
- （大分舞鶴高等学校出身）

　現在、留学生別科で日本語を学んでいます。ドイツの大学でも約２年間、日本語を勉強していましたが、「日本語は難しい」と改めて実感しています。特に、留学生別科の授業の課題が難しく、片手間ではできません。とはいえ、諦めてしまっては、留学に来た意味がありません。そこで、集中できる環境が整っている図書館に行き、課題に取り組んでいます。そのおかげで接続詞の使い方や作文が上達し、少しずつ日本語に自信が持てるようになりました。
　将来は、日本で働くことが目標です。残り半年の留学で読み・書き・会話が上達するよう、さらに日本語の勉強に励みたいと思います。
- 留学生別科
- ニルスヴィンターベルグさん
- （ドイツ／デュースブルク・エッセン大学）

　茶道歴は高校時代を含めて約６年。大学の茶道部の魅力は、定期的に開催するお茶会を自分たちで運営することです。会場選びに始まり、茶器やお菓子、掛け軸、道具などを季節に合わせてコーディネートします。この掛け軸の絵にはどのようなメッセージがあるか。追求するほどに茶道の奥深さを感じます。また、昔は人前に立つことは苦手でしたが、お茶会でのお点前で度胸が付き、「自分なら何とかできる」と自信を持って人前に立つことができるようになりました。
　茶道は生涯の学びとしてこれからも続けていき、その魅力を発信・継承していきたいです。
- 経済学部国際経済学科３年
- 馬場ばば仁美ひとみさん
- （福翔高等学校出身）

　コントラバスに触れたのは、音楽サークル・河鹿ギターアンサンブル＆ラテンパーカッションに入会してから。派手さはないけれど、曲に厚みを出す縁の下の力持ちのような存在にひかれました。弾いてみると指の皮がむけることもあり、意外とハードです（笑）。それでも仲間と曲を作り上げる時間が楽しく、毎日自然と練習室に足が向かいます。今後の目標は、年1回の定期演奏会でメンバー全員で音を奏でること。コントラバスのようにメンバーを支えていきたいです。
- 外国語学部外国語学科 2年
- 小岩こいわ史弥ふみやさん
- （福岡中央高等学校出身）

　「将来は、英語を使って多くの人と関わる仕事がしたい」という思いから英検1級取得とTOIEC900点を目指し、1年次から勉強を続けています。授業後はまず言語教育センターへ。語学に関する本や雑誌に囲まれると、一気に勉強モードに。17時以降は図書館に移動して勉強を再開。やる気が出ない日は取り組む問題を変えるなど工夫し、毎日英語に触れることを習慣にしています。そのかいあって、着実に点数がアップ。目標達成まであと少しです！
- 外国語学部外国語学科 2年
- 山口やまぐち紅羽くれはさん
- （城南高等学校出身）

　コロナ禍だった１年次、うつうつとした気持ちを払拭するために入部したのが陸上競技部でした。陸上は個人競技ですが、部員同士がそれぞれの目標を応援し合える、このチームが大好きです。田尻グリーンフィールドは、実戦に近い状態で練習できる最高の練習場所。３年次には大学自己ベストを更新し、女子400mリレーも九州地区３位という結果を残すことができました。今年は学生最後の年。恵まれた練習環境と仲間に感謝し、自己ベスト更新と全国大会出場を目指します。
- 商学部商学科３年
- 松本まつもと小花こはなさん
- （福岡大学附属若葉高等学校出身）

　大学で始めた空手道。空手道の魅力に引き込まれたのは、自分よりも体格の大きな外国人選手を倒すプロの日本人選手の試合を見たことがきっかけでした。その日を境に週４日の全体練習に加え、週２日の自主練習を開始。楽なメニューは時間の無駄と考え、負荷のかかるメニューに取り組んでいます。自主練習を始めて半年、12月に出場した初めての試合で勝つことができました。今後の目標は、同期全員で武道館の舞台に立つことです。
- 商学部経営学科 1年
- 大熊おおくま航平こうへいさん
- （熊本マリスト学園高等学校出身）

　私はダンス未経験でダンスサークル「SLICK BASS」に入会。メンバーはダンスの経験者ばかりで、最初の頃は追いつくのに必死でした。そんな中、仲間が丁寧に教え続けてくれたことで褒められることも増え、今はダンスの楽しさを全身で感じています。
　私たちの練習場所は２号館下のラウンジ１階のピロティやチャペル前。放課後、日が暮れた中で仲間と一緒に踊る。私はこの時間が大好きです。あとは練習あるのみ。今は伸びしろしかありません（笑）。
- 商学部経営学科 1年
- 秀島ひでしま杏奈あんなさん
- （福岡西陵高等学校出身）

　放課後は図書館で公務員採用試験の勉強をする。これを習慣にしたのは３年次の５月から。最初の頃は２時間ほどで集中力が切れていましたが、今は時間を忘れるほど勉強に没頭する毎日。授業がない日は休憩や公務員講座を挟みながら、朝８時半から夜22時まで図書館で過ごします。大変そうに見えるかもしれませんが、私にとっては今が一番充実しています。採用試験まであと半年。さらにギアを上げ、合格を目指します。
- 法学部法律学科３年
- 岩本いわもと真緒まおさん
- （唐津東高等学校出身）