日本語の勉強、よさこい、アルバイト。
留学でしかできないことに全力で挑戦!
 私が留学先に西南学院大学を選んだ理由は、茶道部があることと、九州の豊かな自然を見てみたかったからです。残念ながら、茶道部への入部は叶いませんでしたが、福岡市のよさこいチームに入部。また、和菓子店でアルバイトにも挑戦しました。勉強や家事の時間を確保するのが大変でしたが、タイムマネジメントを身に付ける良い機会だと考え、頑張りました。
 大学の授業では、学生が積極的に質問し、“私たちが授業を作っている”という雰囲気があります。そのおかげで日本語のレベルが着実にアップし、留学して良かったと実感します。
 西南に留学して驚いたことは、学生がとてもフレンドリーだったこと。キャンパスや国際寮でも積極的に話しかけてくれて、「日本人はシャイ」というイメージが覆されました。また、職員の方々も親切で、留学生を大切にしてくれていることが伝わりました。この留学で一生忘れられない思い出をたくさん作ることができました。本当にありがとうございました。
西南生との触れ合いで学んだ
人助けの心と規律の大切さ。
 留学先に西南学院大学を選んだのは、物価が安くてビーチが近いこと。そして、私の大学に留学していた西南生の友人がいたことが決め手でした。
 約10カ月間の留学で感じた西南学院大学の特徴は、コンパクトなキャンパスの中でさまざまな国籍の留学生と出会えることです。日本の言葉や文化を学びながら、日本以外の文化を知ることができたのは貴重な経験でした。
 西南生の規律を大切にする精神も印象に残っています。国際寮で深夜まで騒ぐ寮生に対して、理由を説明して注意する学生を見た時、他人に干渉しないドイツでは見られない光景であり、見習うべき点だと感じました。
 また、日常生活で困った時、嫌な顔一つせずに手助けしてくれたのも西南生でした。洗濯機の使い方など小さなことですが、知らない土地で暮らす中で大きな支えとなりました。
 ドイツに帰国後は、日本語の勉強はもちろん、人助けの心を実践していきたいです。特に、ドイツ語が話せないタイ人の母の苦労が分かった今、母を支えていきたいと思っています。
将来は、西南で学んだ“相手を想う心”を
大切にできる医師を目指す。
 高校1年から独学で日本語を勉強する中で、「さらに日本語の上達を目指すには日本で学ぶしかない」と一念発起して、日本への留学を決意。留学前に私の大学に留学していた西南生と親しくなっていたこともあり、西南学院大学を留学先に選びました。
 日本語を学ぶ留学生別科は、留学生の興味や関心に合わせた授業を行ってくれます。日本人の学生と交流する機会も多く、博多弁や若者言葉などネーティブの日本語を学ぶことができ、友人からも「なまってる」と言われた時は、日本語の上達を実感できた瞬間でした。
 今回の留学で思い出に残っていることは日本人の“相手を想う心”です。学生や先生はもちろん、旅先で出会った方々も皆さん親切で、「赤の他人の私になぜこんなに優しいのだろう」と思うことばかりでした。この経験は私にとって良い意味でのカルチャーショックであり、人生の勉強になりました。
 帰国後は、医師になるために医学部入学を目指して勉強に励みます。そして、将来は西南学院大学で学んだことを生かし、患者の気持ちを考えられる医師になりたいです。
西南の学びが異文化の壁を乗り越え、
新たな一歩を踏み出すきっかけに。
 日本への留学は今回が2度目。9年前に留学した東京の大学とは異なる土地で、日本語はもちろん自分も成長させたいと思い選んだのが、西南学院大学でした。決め手は、大学公式Instagramに映っていた楽しそうなイベントやいきいきと学ぶ学生の姿、大学の穏やかな雰囲気でした。
 実際、留学生向けのカリキュラムでは、書道や日本文学、地理学など日本文化を体験できる授業が充実し、より深く日本を知ることができます。中でも、異文化コミュニケーションの授業は忘れられません。自分と異なるバックグラウンドを持つ人への接し方に悩んでいた私にとって、「カルチャーショックは当たり前のこと」という先生の言葉は、異文化への壁を取り払う一歩となりました。そして、夢だった翻訳者を本気で目指すため、留学を延長して異文化コミュニケーションを本格的に学ぶことを決めました。
 もう1年、家族のような雰囲気のキャンパスで学べること、そして日本一おいしい図書館のカフェのエスプレッソを毎日飲めることが今から楽しみです(笑)。
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