国際交流を楽しむ場づくりを通して、
留学生と日本人学生の架け橋に。
言語の壁もアイデアで乗り超える。
 私たちSEINAN Global Society(略称:SGS)は、留学生と日本人学生の交流イベントの企画・運営を行っています。団体が発足したきっかけは、本学に来た留学生の「日本人学生の友人ができない」という声でした。この悩みを解決するため、留学生と日本人学生の交流の場づくりを目的としたSGSが設立されました。
 主な活動は月2回程度開催している国際交流イベントの企画。限られた時間の中で参加者全員に楽しんでもらうため、スタッフ全員でアイデアを出し合い、企画を練ります。昨年はトランプゲームや墨絵を楽しむ絵はがき体験、秋には紅葉狩りへ。留学生による韓国語教室や中国語教室を開き、日本人学生が言語や文化を教わる体験も。少しでも国際交流の楽しさを感じてもらえるように準備した企画で参加者同士がコミュニケーションを楽しんでいる様子を見ると、やりがいを感じます。
 一方、イベントの主役は参加者であり、スタッフは会話が行き詰まった時のサポート役。裏方として見守ることも私たちの大切な役割です。
学生の英語レベルでグループを分け、レクリエーションを実施。
大切なのは、留学生との交流を楽しみたいという気持ち。
 現在の団体の目標は、留学生にとってSGSが心のよりどころになること。そして、気軽に国際交流ができる場として、全ての在学生と留学生にSGSを認知してもらうことです。
 “国際交流”と聞くと、「英語が話せないといけない」と構えてしまうかもしれませんが、「留学生と話してみたい、仲良くなりたい」という気持ちがあれば大丈夫!気軽に参加してみてください。スタッフも絶賛募集中です。
学生の英語レベルでグループを分け、レクリエーションを実施。
SGSスタッフは参加者の見守り役。
障がいやマイノリティの有無にかかわらず、
誰もが自分らしく過ごせる大学を目指す。
「自分にできることは何か」と考えたことが団体設立のきっかけに。
 私がPEERS MEGを設立しようと思ったのは、障がいがある方との出会いから、「誰かのサポートがあることで、少しでも生きづらさを小さくすることができるのでは」と感じ、私自身が何かできることはないかと考えたことがきっかけでした。そんな時、他大学で障がいがある学生をサポートする活動を行っている方と出会い、学生の力でさまざまな支援ができることを知りました。この時、「団体がないから諦めるのではなく、自分で団体を作ろう」という思いが芽生えたのです。
 障がいやマイノリティーの有無にかかわらず、全ての学生にとってより過ごしやすい大学を目指すために、PEERS MEGを立ち上げました。
定期的にミーティングを開き、今後の活動について話し合います。
障がいへの理解を広め、支援につなげていく。
 さまざまな学生を支援するにあたり課題となったのは、「障がいなどによる学生生活での困りごと」が学内であまり認知されていないことでした。
 例えば、発達障がいのある学生の中には音声情報を理解することが苦手なため、講義内容をまとめたレジュメが1枚あるだけで講義内容の理解が深まるということもあります。また、聴覚障がいのある学生にとって不可欠なPCノートテイクを支援する学生が不足していることに加え、そもそも聴覚障がいの学生がPCノートテイクを必要とすることなどを知っている人は少ないかもしれません。
 こうした障がいに対する理解を広めるため、SNSでの情報発信や啓発冊子の制作を進めています。また、支援や設備環境の整備についても大学との協議を始めています。そして何より学生の皆さんの理解と支援が必要です。PEERS MEGの一員として活動する人、ピアサポーターとして学生を支援する人も募集しています。
定期的にミーティングを開き、今後の活動について話し合います。
啓発冊子では、障がいに加えLGBTQ+やHSPなどのマイノリティも紹介。
学生目線で企画した就活イベントを開催。
悩み多き就活をともに乗り越えていく。
学生のニーズに応える企画で就活をもっと身近に。
 学生にとって未知のものである就職活動。それだけに悩みを抱える学生がいます。そうした不安の多い就職活動を「学生の立場から支援をしたい」という思いからBranchが発足しました。
 発足1年目の昨年は就活イベント「就活EXPO」を開催しました。このイベントは、「企業説明会は気になるけど、学外での説明会に参加する一歩が踏み出せない」という学生の声をきっかけにキャンパス内で予約不要の合同企業説明会を企画。参加企業はBranchが選定し、企業人事担当者に参加を依頼しました。金融やメーカー、通信、官公庁などさまざまな業種の企業に参加いただき、最終的に5日間で学年を問わず約600人が来場。「興味のある業種が見つかった」「インターンシップに参加してみようと思った」などの感想をもらい、想像以上の手応えを感じることができました。加えて、学年に応じたセミナーとして3年生を対象にしたインターンシップ対策講座、1・2年生を対象としたキャリアアップセミナーなども就職課と協力して開催しました。
Branchでは4班で業務を分担。広報担当としてポスターやチラシを制作。
さらに実のある就活イベントを実現するために。
 昨年のイベントを振り返り、全学年通して就活情報の関心が想像以上に高く、学生目線の企画が求められていることを肌で感じることができました。これを生かし、2年目となる今年の「就活EXPO」では、ES対策や面接対策などより実践的な企画を盛り込みたいと考えています。学年問わず、多くの学生に来場してほしいですね。
 また、企画を実現するためには共に頑張るメンバーが必要です。就活に興味がある人、チームで何かに取り組みたい人をお待ちしています!
Branchでは4班で業務を分担。広報担当としてポスターやチラシを制作。
前期開催予定の「就活EXPO」に向けた準備が始まっています。
ボランティアの情報や魅力を発信し、
「興味」から「挑戦」へ踏み出す一歩を応援する。
ボランティア体験を情報発信し、学生の挑戦を後押し。
 西南学院大学のボランティアセンターには、学内外のさまざまなボランティア活動の依頼が寄せられます。一方、「ボランティアに興味はあるけれど、どんなボランティアがあるのか分からない」「ボランティアの始め方が分からない」という学生も。そこで、学生とボランティアセンターをつなぎ、ボランティアへの第一歩を支援するのが私たちOPENの役割です。
 そのために、まずOPENのメンバーがボランティアセンターに寄せられたボランティア活動に参加。実際にどのような活動をしているかを体験し、それをもとにSNSやポスターなどでボランティアの魅力を発信しています。実際にOPENのSNSで海外ボランティアを知り、挑戦した学生もいれば、OPENのメンバーと一緒に初めてのボランティアに参加した学生も。ボランティアへ興味を持ち、参加する学生が一人でも増えることが私たちのやりがいです。
メンバーは月1回以上、学外ボランティアに参加。
年齢や肩書きを超えた出会いがボランティアの最大の魅力。
 私たちOPENが他のボランティア団体と異なるのは、スタッフがジャンルを問わず、興味のあるボランティアに自由に参加できることです。
 障がい者支援をはじめ、災害支援、自然保護活動、子どもの見守り支援、海外ボランティアなど活動の内容はさまざまです。しかし、どのようなボランティアであっても、年齢や性別、肩書きを超えた出会いがあり、価値観や視野を広げる経験を与えてくれます。「ボランティアは社会貢献の気持ちが強くないといけない」と思われがちですが、思い切って挑戦することで新たな出会いや世界が待っています。
 ボランティアの魅力をより多くの西南生に届けられるよう、さらに発信力を高め、「ボランティアの相談と言えば、OPEN」と認知してもらう。これがこれからのOPENの目標です。
メンバーは月1回以上、学外ボランティアに参加。
百道浜校区の子ども向けイベントでは手作りの小道具を準備。
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