2017.10.21

国際私法合同ゼミを開催しました(釜谷ゼミ・多田ゼミ)。

 10月21日土曜日に西南学院百年間(松緑館)多目的ホールにて、釜谷ゼミの3年生12名と多田ゼミの2・3年生3名が他大学との国際私法合同ゼミを行いました。

 今大会では、大阪大学の野村美明先生が出題をご担当くださり、同志社大学・高杉直先生ゼミおよび林貴美先生ゼミ、学習院大学・神前禎先生ゼミ、明治学院大学・申美穂先生ゼミ、福岡大学・北坂尚洋先生ゼミ、西南学院大学・釜谷ゼミおよび多田ゼミの計5大学7ゼミ、合わせて72名の学生が討論を行いました。運営は、釜谷ゼミの4年生を中心に、釜谷ゼミ・多田ゼミの学生で行いました。

[大会の様子]

 当日は、「反致」「セーフガード条項」「公序」等、国際私法を学ぶ学生であれば反応せずにはいられない名前の付いたテーブルで、昼食をとりながらゼミごとに挨拶、交流を行いました。

 楽しい昼食の時間はつかの間、いよいよ討論会が始まりました。第一部では家族法について、第二部では財産法について各チームが白熱した議論を展開しました。どのチームも自身満々かつ丁寧に報告・質疑応答を行っており、この討論会に向け、多くの時間と労力をかけて準備を行っていることが伝わってきました。

 討論会の終了後には出題者の野村先生や各ゼミの先生方からコメントをいただきました。他のチームの報告や先生方からのコメントから、新たな考えを学ぶことができ、終始学びの1日でした。

 討論会後の懇親会においては、必死に準備に励んだ討論会を無事に終えることができた解放感と安心感からか、皆、笑顔で親睦を深めていました。途中で討論会の結果発表が行われ、チーム賞部門では釜谷ゼミが優勝(第一部)、MVP部門では、魚住彰彦くん(国際関係法学科3年)が第1位、嶺詩織さん(国際関係法学科3年)が第5位を受賞することができました。

[感想]

 夏休みの期間に合同ゼミの問題が発表され、難しいなと悩みながら徐々に準備を始め、後期開始以降は必死に準備を重ねた日々でした。ゼミ内でどの説に立つのか議論を重ねたり、疑問に思う点を納得のいくまで調べたり、正直とても大変でした。しかし、大変だったからこそ互いに刺激を与えあうことができ、合同ゼミを通して各人が確実に成長することができたように思います。また、同じように準備を重ねてきた他大学の方々と議論することで自分たちの長所や短所を認識することもできました。このような貴重な体験をすることができたことをとても幸せに思います。

 最後に、このような機会を私たち学生に与えてくださった先生方、西南学院大学までご足労いただいた各大学の皆様、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

(記:森本優花(法律学科3年)、吉松尚悟(国際関係法学科3年))