決断 ターニングポイント! 仲間の成長を喜び合える環境。ポジティブの連鎖が、お客様の一日を彩ると信じて。スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 ストアマネージャー 岡本 大河さん  2019年 経済学部経済学科卒業

始まりは不思議な高揚感。
憧れの場所が、働く場所に。
 この空間にいると不思議と気分が高揚し、ワクワクしてくる。高校生の私にとって、スターバックスはそんな存在でした。何気なく通い始めた家の近所の店舗。ふと店内を見渡して、「このお店のサービスや雰囲気ってどうやって成り立っているんだろう?」と、サービスを受ける側から、提供する側への興味が芽生えました。それが、私とスターバックスとの出会いです。
 憧れは薄れることなく、大学2年次からはアルバイトに挑戦。エプロンを着け、実際に働いてみると、良い意味でこれまで抱いていたイメージとのギャップがありませんでした。そこには、生き生きと働き、互いを高め合っているパートナー(従業員)の存在が大きく影響していたと思います。
 その後、就職活動を意識し始めた頃に数社のインターンシップに参加しました。その中にはスターバックスの他、マスメディアなど他業種も。さまざまな企業を見る中で、ある企業のグループワークに参加した際に、少し残念な思いを経験しました。議論の中で好き嫌いの主観によって意見が尊重されず、それ以上、自分の意見が言えない雰囲気に…。組織は多様な意見があってこそ。そう感じていた私にとって、もどかしさが募った時間でした。しかし、この経験があったからこそ、その後の就職先を選ぶ決断ができたのだと思います。
 就職活動終盤、第一志望としていたスターバックスの選考は順調に進んでいたものの、勤務地や総合的な条件面などを考慮し、ギリギリまで会社選びに迷っていました。自分らしく働くことができて、誇りを持てる仕事か否か。そんな時、「もしスターバックスを選ばなかったら…」と未来を想像すると、きっと後悔すると思ったのです。結果、仲間と共に成長でき、憧れだったスターバックスへの入社を決意しました。

コーヒーマスターの証、ブラックエプロンを着ける岡本さん。

店舗のロールモデルとして、
自ら率先して楽しく働く。
 現在は入社して5年目。2022年からはストアマネージャー(SM)として勤務しています。SMの仕事は、人材採用からパートナーのトレーニングプランの策定、予算管理、店舗の販促など、店舗運営の全てを担います。その業務は、経営者そのもの。その領域の広さに、最初の頃は業務に追われる日々を送っていました。
 SMは責任ある立場だけに、私自身の発言や行動には人一倍気を付けています。大切にしていることは、私がロールモデルとして1番良いパフォーマンスを目指し、なおかつ楽しく働くこと。そして、仲間の意見を尊重しながら、互いの成長を喜び、たたえ合うこと。その姿勢や思いが仲間たちに自然に浸透していけば良いなと思っています。目には見えませんが、お店が醸し出すポジティブな雰囲気を、きっとお客様自身も受け取ってくださっているはず。私が高校生の時に感じた、ワクワクとする高揚感は、きっとこのポジティブな気持ちの連鎖だったのだと、改めて感じています。
 私にとって仕事のやりがいは、お客様の一日を幸せにできた時です。和やかな会話のやり取り、スムーズな商品提供、清潔で心地良い空間。そして、お客様に喜びを提供することが、私たちの存在意義であると思っています。これからは、店舗周辺地域のクリーンアップ活動や地域の子どもたちを対象としたイベントの実施など、コミュニティ活動にも力を入れていきたいです。そして、自分自身の役割に縛られず、他者に、そして社会に貢献できる人材になりたいと思っています。

仲間たちの成長に喜びを感じる日々。

コーヒーを淹れる時は一杯一杯集中して。

後悔後悔しない
「決断をしてほしい。

学生生活では将来への漠然とした不安を感じることがあると思います。その中で、必ず自身の将来について決断を迫られる時がくるはずです。私は大学で水泳部に所属していましたが、チームで目標に挑む大変さや喜びを経験しました。大学の部活動の運営は学生主体です。それだけに自分たちで決断し、チームで動く現在の業務に共通する部分がありました。だからこそ、自分が働くイメージも湧きやすかったのだと思います。後悔しない選択をするためのヒントは、自分自身の経験の中にもあるかもしれません。

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