このたび、数々の著作で知られる美術史家の岡田温司氏(京都大学大学院教授、
表象文化論学会会長)をお招きし、講演会を開催します。

テーマはマリアの処女懐胎。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは
男の人を知りませんのに」――マリアが純潔を保ったままイエスをみごもったという
エピソードは、キリスト教の中心に横たわる最大の奇跡として、多くの美術作品を
生み出してきました。マリアの処女懐胎や無原罪という神秘、イエスの「養父」ヨセフ
や「聖母の母」アンナの物語は、どのように描かれてきたのか。
キリスト教がはぐくんできた柔軟な発想と多様な表象を、神話学、人類学、医学史、
社会史、家族論、ジェンダー論なども視野に入れながら、鮮やかに説き明かします。

              記

【日時】2014年6月20日(金)16:30-18:00
【会場】西南学院大学2号館407教室
    ※入場無料、事前申込不要
【主催】西南学院大学 国際文化学部
【共催】西南学院大学 学内GP「ことばの力養成講座」
【テキスト】岡田温司『処女懐胎――描かれた「奇跡」と「聖家族」』(中公新書)
【講師略歴】
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授、表象
文化論学会会長。専門は西洋美術史。著書に『モランディとその時代』(吉田秀和賞)、
『フロイトのイタリア』(読売文学賞)、『もうひとつのルネサンス』、
『マグダラのマリア――エロスとアガペーの聖女』。
訳書にロベルト・ロンギ『芸術論叢』全2巻(ピーコ・デッラ・ミランドラ賞)等多数。