特集 データを武器に活躍!”密着”学生アナリスト

基礎から応用、そして実践へ。
データサイエンスの力を確実に身に付け、未来に生かす。
 現在、あらゆる分野でデータ分析やAIが活用されており、数年後には皆さんも直接的・間接的にデータサイエンスの知識やスキルを活用し、サービスや価値を創出する側になることは明らかです。
 そこで、データサイエンスの知識やスキルを用いて課題解決できる力を育成することを目的に、2025年度から『データサイエンス副専攻プログラム』が開設されました。段階的に学べる3つのレベル別カリキュラムにより、基礎から応用、そして実践まで着実に知識とスキルを積み上げることができ、レベル3の修了時には就職やキャリア形成に直結する力を身に付けられます。
 また、大学での学びをリアルな体験につなげる「1-Dayデータビジネス体験プログラム」にも参加することができ、企業がどのようにデータを活用し、ビジネスを展開しているのかを体感することで、理解をより深めることができます。

プログラム修了者には修了証が発行されます

自分の可能性を文理横断的な学びで広げていこう。

 生成AIが身近になった今、大学においても「文理横断的な学び」が重視されています。しかし、学問は本来、文系・理系に分けられるものではありません。さまざまな領域が結び付き、深く探求されることで、人間の知は発展してきました。
 世界の課題も、文系だけ、理系だけでは解決できません。地球温暖化はその典型です。CO₂の排出量をどれくらい削減すべきかは理系の視点で分析できますが、各国がどのように協力してCO₂を削減するかは、経済や政治の知識が必要です。
 このように文理横断的な知識を持ち、実践で生かせる学生を育てるために設置されたのが、『データサイエンス副専攻プログラム』です。かつて「読み書きそろばん」が生活の基本だったように、現代では「データを読む力」が「そろばん」に取って代わり、社会で生きるための基礎となっているのです。
 そこで、本学では、まず必修の基幹科目「[遠隔]データリテラシー」で基礎を学び、その上で『データサイエンス副専攻プログラム』で段階的に実践力を高めていきます。レベル1からレベル2、レベル3と順を追って学びを積み上げ、基礎的なデータを読み解く力から、実社会のデータを用いて課題解決の技法の習得を目指します。
 こうして身に付けた力は、文系分野の学生にとっても大きな武器になります。社会や歴史、文化をデータ分析によって客観的に捉えることを可能にし、新しい価値を見出すヒントにもなるでしょう。
 また、今まで当たり前と思っていたことも、データサイエンスの目で見てみると、固定概念を覆す結果が出ることもあります。さまざまな事象について、「本当にそうか?」と問い直す力は、これからの社会に必要不可欠であり、データ分析力は、その下支えとなる力なのです。
 「大学で新たな学びに挑戦したい」と考える皆さんにとって、この副専攻プログラムはその思いに応えてくれる刺激ある学びであり、将来の可能性を広げる確かな力になるでしょう。皆さんの挑戦を期待しています。

学長 今井いまい 尚生なおき

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