就職課直属学生団体Branch 法学部国際関係法学科 3年 中山 桃花さん 香住丘高等学校出身

2022年にスタートした
学内の合同企業説明会。
 皆さんは、西南学院大学就職課直属の学生団体「Branch」をご存知でしょうか?私たちの団体は2022年に設立され、現在は1〜3年生の37名が所属し、キャリア支援を目的とした活動を行っています。西南生の就職活動に役立つイベントの企画や情報発信が主な活動内容。その中でも大きな目玉が、年2回、6月と10月に学内で就職課と共催する合同企業説明会「西南キャリア・就活EXPO」です。特に、6月は、学内最大級のキャリア・就職活動支援イベントとして長い時間をかけて準備をしています。
 現在、団体は4年目を迎え、認知度や経験値も上がってきましたが、団体設立前は学内開催の合同企業説明会がなかったこともあり、ゼロからの立ち上げはとても大変だったと聞いています。しかし、学内で開催することの意義はとても大きく、授業の終わりや合間に気軽に立ち寄ることができるという、日々忙しい学生にとっては最大のメリットがあります。本イベントは全学年を対象とし、予約は不要。本格的な就職活動を目前に控える3年生はもちろん、将来のイメージが明確でない低学年の学生も参加が可能です。これは1、2年次の早い段階でキャリア意識を高める良いきっかけになっていると感じています。
合同企業説明会に向けてビラ配りやミーティングを行う中山さん。
リーダー像を模索し、奮闘。
悩んだ日々も、大きな収穫に。
 私は今年の6月に開催された合同企業説明会「西南キャリア・就活EXPO」で、立候補の末、総合リーダーを務めました。準備段階から当日の運営までを統括するのが総合リーダーの役割。メンバーは運営班、記事班、広報班、企業連絡班の4班に分かれて活動し、役割分担によって作業効率を高めています。
 まず、どんな企業に出展いただくか、企業連絡班が中心となって学生目線でリストアップし、就職課に提出。就職課が企業へファーストコンタクトを取った後、私たちが対応を引き継ぎ、準備が本格化します。今年は2025年1月から準備を開始しました。春休みのうちから各班に動いてもらい、時間と心に余裕が生まれたことで、例年より時間をかけて新入生に活動レクチャーを実施。団体の意義や活動のやりがいを共有できたことで、全体の士気も高まっていったと思います。
 本番が近づく中で、自分のリーダーとしての在り方を何度も見つめ直しました。生徒会役員を務めていた中学、高校時代は「自分が率先して動く姿が、チームの雰囲気づくりや動きにつながる」と信じていましたが、今回はそれだけでは足りないと痛感。準備を通して、細やかなケアや各メンバーへの働きかけがいかに重要かを学びました。リーダーとして、全体を見渡しながら指示を出し、客観的な視点で行動に移せたことでスムーズなイベントの運営に貢献できました。
年々イベントの規模が拡大。
次なる課題や目標も明確に。
 そして、いよいよ本番当日。3日間の開催で、大手航空会社や金融機関、福岡を代表する企業など全34社に出展いただきました。あいにくの梅雨空でしたが、広報班を中心に学内での地道なビラ配りやSNSでの発信のかいあって、来場者数は延べ1857人と過去最高を記録。一時は想定以上の来場者で、ブースに収まりきらない時間帯もあり、これにはとても驚きました。年々規模が拡大するにつれて会場選びが難しくなってきましたが、まずは来場者と参加企業の満足度向上をはじめ、イベント自体の質向上が目下の課題だと感じています。
 また、総合リーダーを務めるかたわら、Instagramでの新たなコーナー企画にも取り組みました。「就活を知ろう」と題し、低学年の視点から就職課の方へ疑問や質問を投げかけ、Q&A形式で投稿。この企画の背景には、夏と秋の合同企業説明会が終わると団体として具体的な取り組みがなくなり、参加率が下がること、そして、メンバー自身の就職活動にとっても有益で、〝ガクチカ〟になるような活動を模索していたことがあります。
 年々、合同企業説明会の低学年の来場者数が増えていることからも分かるように、就職活動は早期化、長期化の傾向にあります。そんな中、不安を抱えて就職活動に臨む全ての西南生にとって、Branchという存在が支えになれたら…。私たち3年生は主戦場を離れますが、Branchの今後の成長を楽しみにしています。
次は私の番!就職活動がいよいよ本格化。
1年生の頃から就職活動に関する事柄にずっと触れてきてはいましたが、ついに3年生の私たちにも就職活動の本番がやってきます。Branchでの活動を通して、対企業とのやり取りにおけるノウハウやマナーを学ぶことができたので、この経験を武器に、これからは自分のために全力で頑張りたいと思います。
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