フィンランドでは、大学は2つの種類に分類されます。経済学や心理学といった学問的な分野を学ぶ大学と、観光経営やITといった実践的かつキャリアに直結する学問を学ぶ応用科学大学です。将来の選択肢を広げるためにも、西南学院大学では得られない学びや経験ができることを最優先に考え、応用科学大学を留学先に選びました。
観光経営学科の授業は、グループワークが中心。専門的な内容である上に英語で授業が進んでいくため、最初の頃はグループ内で発言するのもひと苦労でした。中でも、「Future trends in tourism」の授業は、今この世にないビジネスプランを考案し、プレゼンテーションするという高度な内容。心が折れそうになりましたが、「ここで諦めたら留学に来た意味がない!」と自分に言い聞かせ、授業の予習と復習を必ず行うようにしました。また、別の授業で日本への留学経験があるフィンランド人学生と出会い、すぐに意気投合。彼のおかげで周囲に溶け込むことができ、学校生活は一転。自然と英語力が磨かれ、授業でも積極的に発言できるようになりました。
現地ではビジネス学部の観光経営学科に所属。観光分野に関する基礎知識がなかったため、まずは導入として「Introduction
to tourism」を履修しました。次にアジア圏の観光について学ぶ「Asian incoming tourism」、さらには未来の観光形態について学ぶ「Future trends in tourism」を履修。課題のレポートも大変でしたが、なんとか乗り切りました!