フランス語を話す人・読む人inベトナム

MEMBER

  • 本浦 紗蘭

    経済学部国際経済学科1年

  • 宮田 明花

    経済学部国際経済学科1年

ベトナムでフランス語はどのくらい使用されているのか

ベトナムは昔、フランスの植民地だったが、その名残がどのように、また、どのくらいあるのか知りたいと思ったため。

下調べと仮説

私たちは下調べによって以下の3つのことが分かった  

     

  ◦フランス語が語源のベトナム語があるらしいということ 

       

  ◦ベトナム人の年配者の中にはフランス語を話せる人がいるらしいということ  

     

  ◦ホテルのフロントスタッフはフランス語が話せるらしいということ

  

私たちはベトナムでの言語状況について調査前に以下の3つの仮説を立てた。

           

◦フランス語を話せる人はほんどいないと思われる。

        

◦年齢層が高い人ほどフランス語を話せると予想する。職業については、ホテルマンや空港の職員の人は話せる人が多いと予想する。

     

◦ベトナム語以外に英語を話せる人が多いと予想する。

     

  

調査内容

私たちは、ホーチミンに暮らす10代~70代の一般市民の方を対象に、次の8つの質問をアンケート調査で行いました。

1.  あなたの年齢は? 

2. あなたの職業は?

3. フランス語を学んだことはありますか?

4. 学んだ理由はなんですか?

5. どのくらい(何年)フランス語を学んでいますか?

6. どこでフランス語を学びましたか?

7. フランス語とベトナム語の他に何語を話しますか?

8. フランス語が語源であるベトナム語を何か知っていますか?また、その例をあげてください。

                   

調査方法

 •場所:ホーチミン市立教育大学 (数学、外国語、歴史、地理、文学、教育心理などの授業がある小学・中学・高校教諭を養成する教育大学)

•取材日(渡航日):9月9日~9月13日

•方式:アンケート

•調査対象:大学生27名、現地の通行人14名

調査結果

    

考察と結果

私たちは以上のような調査を行い、ベトナム人は多様な言語を話せる人が多いことがわかった。ほぼどの世代の人でも母国語のベトナム語に加えてもう一言語話せるという人が多かった。このことから、ベトナム人は学ぶことにとても熱心で勤勉であると分析できた。

今回の調査によって今回の調査によって私たちが立てていた仮説通りだったことと仮説とは異なる結果を得ることができた。

まず、仮説通りだったのはベトナム人がベトナム語以外に話す言語は英語が一番多かったことだ。

しかし仮説とは異なり、年配者よりも学生のほうが大学の授業などで学んでいるということもあり、フランス語を話せる人が多かった。

参考文献

 •1、ベトナムの基本情報http://www.ovta.or.jp/info/asia/vietnam/pdffiles/index.pdf

 •2、 ベトナム語におけるフランス語のレガシィhttp://r-cube.ritsumei.ac.jp/repo/repository/rcube/8126/2.pdf

 •3、 ベトナムにおける日本文学の翻訳・出版・教育・研究http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_21-3/RitsIILCS_21.3pp43-52TRAN.pdf

アンスティチュフランセのコメント

アンスティチュフランセのコメント

とても素敵な明確かつ完全な調査です。調査は非常に興味深く、アンケートの製図処理は結果を示していました。旅行記を書くというアイデアはとてもいいと思います。フランス語は非常によくできていますが、「Viêt Nam」のスペルに注意してください。

ヨアンさんへの感謝の言葉

このプロジェクトにご協力いただきありがとうございました。たくさんのアドバイスをくださったおかげでベトナムでの調査を成功させることができました。ヨアンさんに教えていただいた知識をこれからも生かしていきたいと思います。大切な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

P.コミュニコンを終えて

コミュニコンを終えて

テーマを決めて、下調べから始まり、渡航のスケジュールを立てたり予約を取ったり、もちろん先生方のアドバイスやお力を何度もお借りしましたが、最終的には何もかもを自分たちだけでしたのは初めてだったので、とても思い入れのある旅になりました。

おまけ ホーチミン旅行記

現地ではホーチミン私立教育大学で、フランス語を学んでいる学生と先生方にお世話になりました。 初日、1人の学生のおばあちゃんの家に行き、2日間のホームステイが始まりました。 ついてすぐに家の周りの川辺を散歩し、ベトナムでとても人気のある"スガケン"と呼ばれるカボスとサトウキビを搾ったジュースを飲みました。見た目が原始的な機械だったので、繊維やごみが入っているのではないかと心配になりましたが、 飲んでみると全くそんなことはなく、とってもさわやかでおいしかったです。 その夜はベトナムの料理が楽しめる川辺のレストランで食事をしたのですが、そこで私たち2人とも人生初のカエルのから揚げを食べました。

2日目、私たちは市内に行くため、初の水上バスに乗りました。市内に到着すると、街並みがまるでヨーロッパのようで建築物からもフランスの植民地であった時代の名残が感じられました。 お昼にはコーヒーで有名なベトナムのカフェでお茶を楽しみました。 その後、調査対象の大学に行き、フランス語での自己紹介をした後、アンケート調査を実施し、現地の大学生たちと交流しました。みなさんとても快く笑顔で迎えてくださったので、すぐに打ち解けることができました。 夕方、少し時間があったのでベトナムで最も有名なベンタイン市場に行きました。

3日目、朝から市内へ行き、フォー専門店で朝食をとりました。 その後、有名なヨーロッパ建築のサイゴン中央郵便局で調査をしてお土産を買い、次の場所に向かおうとしていると、なんと郵便局の前で現地のテレビ局から取材を受けました。拙い英語でしたが受け答えをすることができ、素敵な経験になりました。 昼食はフレンチレストランでフランス料理を食べました。 日本では値段の高いイメージのあるフランス料理ですが、ホーチミンではとても安い価格で楽しめました。 その後、私たちの希望で、観光地として有名なピンクの教会、タンディン教会を見に行きました。写真で見たままの真っピンクでとってもかわいかったです。現在は礼拝の時間以外は中に入れないようになっているようです。 その日の夜は2人で街に出てショッピングをしました。ベトナムに着いてから初めての二人行動だったので少し不安でしたが、楽しく買い物をすることができました。 また、ベトナムには信号がほぼなく、バイクの交通量が世界でもトップレベルなのでとても危険でしたがすぐに慣れて、自分たちだけでバイクをかわしながら道路を渡ることも出来るようになりました。

4日目、今まで行動を共にしてきた私たちのお世話をしてくれた学生たちの大学の授業に参加しました。 彼らは私たちのことや、一緒に過ごした時間、西南学院大学のことについてフランス語でプレゼンテーションをしてくれました。 そのプレゼンテーション後に、私たちへの質問の時間があり、フランス語や英語で回答を行いました。日本ではこういう場面で質問をする人は少ない印象ですが、ベトナムの学生のみなさんは時間が過ぎるまで調査のことだけでなく、日本の音楽ことや大学のことなど、たくさんの質問をしてくれて私たちも嬉しくなしました。 その後、ひとりの学生の家にお邪魔し、お母さんが作ってくれた家庭料理をごちそうになりました。 どれも初めて食べるものばかりでとても新鮮でした。夕方は、自分で様々なカスタマイズができるカフェに行き、ベトナム独特の味のする飲み物を飲みました。

ベトナムでの4日間はあっという間でたくさん初めての経験ができて、とても刺激的な時間を須子具ことができました。 このプログラムに参加することができて本当によかったです。

建築物

学校の様子

食べ物

観光