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井上茉奈
西南学院大学 文学部外国語学科フランス語専攻2年 趣味は化粧とサイクリング。
好きな飲み物は
モンスターエナジー -
吉永梨花
西南学院大学 文学部外国語学科フランス語専攻2年 趣味は料理と掃除です。
絶賛花嫁修業中。
*最近カメラを買いました。
井上茉奈
西南学院大学 文学部外国語学科フランス語専攻2年 趣味は化粧とサイクリング。
好きな飲み物は
モンスターエナジー
吉永梨花
西南学院大学 文学部外国語学科フランス語専攻2年 趣味は料理と掃除です。
絶賛花嫁修業中。
*最近カメラを買いました。
『日本人とフランス人は口紅においてどのような違いがあるのか。』
私たちはこのテーマのもと調査を行った。私たちは普段から身近に口紅をつけており、日本人でも人によってつける色や種類が異なる。そのため気候や人種の異なるフランス人とはどのような違いがあるのか疑問に思ったためこのテーマにした。
また、日本には日本の化粧品ブランドがあるが、デパートに売られている主な化粧品はフランスの化粧品ブランドである。このようにたくさん自国の化粧品ブランドを持つフランスにはどのような口紅が売られているのか疑問に思ったからだ。
~下調べ~
1、現在の形の口紅はもともとフランスから来ているということ。
2、日本とフランスでは店頭に置いてある口紅の色が違うということ。
3、フランスと日本では水、気候が違うということ。
4、フランス人は白色人種が多く、日本人は黄色人種が多いということ。
5、フランスは日本に比べ移民国家であり色んな人種の人がいるということ。
私たちは好む口紅の質感やタイプが違ってくるのではないかと思う。また、肌や目、髪の色なども違うことから、好みの色も違ってくると考える。年代によっても、好みの種類やタイプは変わってくると思う。そして、フランスは日本に比べ移民国家であり色んな人種の人がいる分、色んな肌質、肌色に合った口紅が店頭に置かれているのではないかと思い、フランスのデパートの方が日本のデパートよりも種類が豊富なのではないかと考えた。
日時:2017年9月6日~13日
調査場所:リヨン
滞在方法:ホテル
取材場所:日本とフランスでデパートの客と町中の人を取材対象とし、アンケート形式で調査。
①あなたは口紅を使いますか。
これらの結果から、フランス人より日本人の方が普段から口紅をする人が多いということがわかる。
日本人、フランス人ともにスティックが一番人気である。この結果は、日本、フランスのコスメショップ、ともに「スティック」の口紅の種類が一番多かったことからも予測できた。日本では、二番目に人気のタイプは「ティント」だったのに対し、フランスでは「ティント」を知っている人すらあまりいなかった。
日本人もフランス人も「マット」を一番好む。しかし、フランス人は「ヌード」を好む人が二番目に多かったのに対し、日本人は一人もいなかった。ここにも日本人とフランス人の好みの違いが見えた。
日本人は赤とピンクの人気が同等なのに対し、フランス人は赤とベージュが同等に人気があった。また、フランス人でピンクを選んだ人は一人だけだったが、紫と答えた人が三人もいた。この結果は、フランスと日本の売られている化粧品の違いによるものだと考えられる。日本のお店には、あまり奇抜な色の口紅が少ないのに対し、フランスのお店には、パキッとした紫色の口紅がたくさん売ってあった。また、凄くキラキラしたものや、真っ黒の口紅なども多かった。ここに色の好みの違いが出ている。
日本人は、化粧しない日でもとりあえず口紅は塗っておこうというような人が多いのに対し、フランス人は特別な場面で使うという人も多かった。パーティーやお出かけ、彼氏や友達と会う時だけに塗るという人が多かった。日本では「パーティー」と答えた人はいなかった。このことから、日本とフランスの文化の違いも伺えた。
フランス人も日本人も比較的口紅にお金はかけていない。しかし、フランスはデパートのコスメブランドの口紅の数が多いためフランス人のほうが使っていると思ったが、フランス人はデパートのコスメブランドの口紅を日本人よりも買わない。その分フランスでは、デパートのコスメブランドよりも安いブランドの種類が豊富だからではないかと思った。
本数にはあまり違いが見られなかった。2〜4本持っている人が半数以上で、5〜10本持っている人も多い。フランス人の方が使わない人が多いが、持っているのは持っているみたいだ。
日本人はフランス人よりも口紅をつける人が多い。日本では2番目に人気のあったタイプはティントだったが、フランスではティントを知っている人はあまりいなかった。フランスの店には多くの紫色の口紅が販売されている。さらに、明るい色や黒い口紅が多かった。ここでは色の好みや顔の色の違いが出てくる。ほとんどのフランス人女性は約2000円、日本人の女性は約3500円口紅にお金をかけている。このことから、日本人の女性は口紅を重要だと考えているのに対し、フランス人の女性は口紅をつけない人も多くあまり重要視していないことから口紅に対する考え方が異なることが分かった。
考察
このような研究結果から、フランス人はスティックタイプでマットな赤色の口紅か、ヌーディーなベージュを好むことが分かった。やはり日本人とは好む色は違うが、赤は世界共通で好まれるようだ。そして、フランスの方がお店に置かれている口紅の色が多かった。今回日本人とフランス人の好む口紅にとても違いが見られた。お店に置いてある種類や、文化の違いが口紅の好みの違いにとても影響を及ぼしていることも分かった。機会があれば、次は化粧全般の違いも調べてみたい。
https://p-dress.jp/articles/3773 2017年9月20日参照
「化粧と人間」 石田かおり 法政大学出版局 2017年9月20日参照
「化粧に見る日本文化」 平松 隆円 水曜社 2017年10月5日参照
アンケート調査の目的は完璧に達せられたようです。アンケート調査はしっかり実施され、回答はテーマについて適切なものが得られています。回答はまた、今後の別のアンケートへ向けての展望を開かせるものでもあります。
私たちは今回、p.コミュニコンに参加したことで、普段から疑問に思っていたことを自分たちの力で調べることができ、また、フランスの生活や文化に直接触れることができてとても勉強になりました。フランス語を実践的に使うという貴重な経験ができ、とても成長できたと思います。このような素敵な機会を得られたのも自分たちで何かをする喜びを味わえたのもアンスティチュ・フランセの方々が様々な手助けをしてくださったからです。現地でアンケートに協力してくださった方々、援助してくださった先生方、アンスティチュ・フランセの方々、色んな人の助けを借り、この作品は完成しました。とても感謝しています。