フランスにおける日本食

メンバー紹介

岡田 奈々
西南学院大学文学部外国語学科
フランス語専攻2年
特技・バスケ

小川 花奈恵
西南学院大学文学部外国語学科
フランス語専攻2年
趣味・海外ドラマ鑑賞

日野 彩花
西南学院大学文学部外国語学科
フランス語専攻2年
趣味・お菓子作り

テーマの選定理由

フランスにおける日本食の現状を知りたいと考えたためです。

疑問点

フランスでは日本食がどのように捉えられ、受け入れられているのか。
また、日常に日本食は浸透しているのか。

調査内容

①食べたことがある日本食の中で好きな日本食
②食べたことはないが食べてみたい日本食
③日本の調味料の使い方
④日本食品店の現状

調査方法

①②③に関しては、フランス人に対するアンケート調査を行った。

①②を調査するためのアンケートには、
10種類の日本食の写真とその説明(フランス語)を載せたアンケート用紙を配布し、
10種類の中から3つを選んでもらった。

③に関しても同様にアンケートを行った。

調査対象:フランス在住のフランス人42名 韓国人3名
調査場所:パリの日本食食品店2店、パリの公園

④に関してはパリにある日本食品店(KIOKO食品店)スタッフさんへのインタビューを実施した。

調査結果

①②以下の円グラフの通り

①食べたことがある日本食の中で好きな日本食

②食べたことはないが食べてみたい日本食

③日本と同じ使い方
醤油:すし、焼き物、肉
納豆:ごはん、そのまま
わかめ:サラダ、スープ
味噌:味噌汁、魚、ソース
豆腐:スープ、サラダ

珍しい使い方
醤油:ごはん、パン
納豆:サラダ
わかめ:まき、そのまま
味噌:サラダ、バターミルク
豆腐:ごはん、オムレツ、フライパンで焼いて食べる

④日本食品店の現状
質問内容:a)日本食が人気になった理由
b)日本食が人気の理由
c)訪れるフランス人の割合
答え:a)日本食世界遺産化や日本食展示会増加などにより日本食と中華料理の差別化が進んだため。
b)有機栽培にこだわる人の増加、本物の日本食の味を味わいたい人の増加
c)全体の半分くらいがフランス人

日本との値段比較
日本 フランス
味噌 約310円 約780円
納豆 約100円 約210円
キットカット 約210円 約400円

まとめ・感想

好きな日本食はやはり寿司が多かった 好きな日本食はやはり寿司が多かったです。パリにも寿司屋が多く出店していること、低カロリーで健康的なことが関係しているのかなと思いました。
食べてみたい日本食は「かつ丼」が一位で意外にも洋食に近い味付けの「ナポリタン」の人気がなかったのには驚きました。
フランス人は日本食に日本独自の味付け(醤油、だし、みりん、味噌など)、フランス人の口に合うように工夫するよりも日本と同じように食べたいという人のほうが多いようです。また、日本食品の使い方はほぼ同じでしたが、いくつかオリジナリティあふれる使い方もありました。日本文化を取り入れつつ、フランス人の好みに合うように工夫して取り入れていました。これは、日本でも他国料理や調味料を日本人ならではの使い方をするようにフランスでもフランスならではの使い方がありました。
フランスでの日本の食料品の値段は約2倍でやはり日本で買うより高く、その原因として輸入に手間とお金がかかるためであるようです。

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