フランスのチョコレート

自己紹介

山下 奈々
文学部外国語学科フランス語専攻1年
チョコレートをこよなく愛する18歳です(年齢は2016年12月現在)

調査目的

フランスにはどんなチョコレートがあるのか、チョコレートショップとスーパーで、それぞれ香りや味を調べる。

実際に行った調査

現地調査 ・調査期間
 2016年9月1日〜7日
・調査場所
 パリのチョコレートショップ
・調査方法
 ①チョコレートショップでチョコレートを買い、実際に食べる。
 ②チョコレートショップの店員さんに、事前に準備したアンケート用紙に記入してもらう。
日本での調査
・調査方法
 フランスのスーパーで買ってきたチョコレートを食べてもらい、日本のミルクチョコレートを基準に、味や香りについての簡単なアンケートに答えてもらう。

店員さんへのアンケート

1.このお店で一番人気のチョコレートはどれですか?
2.それはなぜ人気なのですか?
3.それはなぜこの形なのですか?それはいくらですか?
4.このお店のチョコレートの平均価格はいくらですか?
5.どんな味のチョコレートがありますか?
6.あなたのおすすめのチョコレートはどれですか?
7.なぜおすすめですか?

Patrick Roger

1.Amazone : キャラメル、ライム
2.色
3.4ユーロ
4.1ユーロ〜4ユーロ
5.レモンとプラリネ
6.全部!特にl’instinct(本能)(プラリネ、アーモンド、ヘーゼルナッツ)
7.プラリネがいつも気に入られるから。

LA MAISON DU CHOCOLAT

1.1つのチョコを選ばないといけないとしたら、”Quito”です。
2.ラ・メゾン・ドゥ・ショコラを象徴するチョコレートは、創始者のロベール・ランクスによって1979年に作られている。それは、ガナッシュで、ブラックで、ちょっと苦い。
3.鏡のように平たい形。1,20ユーロ
4.1粒1,20ユーロ、1キロあたり133ユーロ
5.ガナッシュのブラック、ミルク、プラリネ
6.アンダルシア(スペイン)ガナッシュのブラックの南フランスのレモン味
7.ブラックチョコのはっきりした味とマントンのレモンの爽やかさ

PIERRE MARCOLINI

1.ハート型のフランボワーズ
2.それは味わいがあり、フランボワーズとブラックチョコレートはよく合う
3.なぜならそのチョコレートはロマンチックだから。それは、0,95ユーロ
4.1キロあたり125ユーロ
5.果物と、キャラメルと、プラリネと、ピュアチョコレート
6.Le câlin(甘えん坊) : プラリネ+キャラメル
7.それは一番おいしいから

ALAIN DUCASSE

1.Pérou
2.それはとても甘いチョコレート
3.朝、昼、夜ご飯の時間や、人と分けられるように。7ユーロ
4.1粒2ユーロ
5.(カカオの)輸入先の国による、私たちはフルーティーな味わいを求めている。
6.お客さんの好みによる。

JACQUES GENIN

1.爽やかなミントガナッシュ
2.それは、爽やかな葉のハーブティーの味わい。私たちは口の中で爽やかさを感じる。
3.それは、伝統的で、あっさりとした、味わいをより良く感じるためにした。1キロあたり120ユーロ
4.だいたい1粒0,75ユーロぐらい
5.果物とスパイスなどの味の”プラリネのガナッシュ”の2つの味がある。
6.このお店の名物であるミント味のチョコと、ブラックチョコのバジル味とミルクチョコのローズマリー
7.それは最も人気なものだから。

JEAN-PAUL HÉVIN

1.最も売れているチョコレートというものはない。
2.それは何でかというと、私たちのチョコレートは全部人気だから。全てはお客さんがどんなチョコが好きかによる。
3.全て1粒1ユーロ。チョコの形は全部違う。それは私たちが作る箱を多様化させるため。
4.全てだいたい1粒1ユーロ〜1,30ユーロ
5.プラリネ、フルーツ、スパイスが効いたもの
6.私はふつうプラリネをおすすめしている、プラリネは昔調合されたもの。
7.私はそれがとても好きだから。

日本でのアンケート

①香り
②日本のミルクチョコレートと比べて
   甘い  変わらない  苦い
③チョコレートの感想など

NOIR(ブラック)

①1.カカオの香り・苦そうな香り
 2.甘そうな香り・大人な香り
 3.ブラックっぽい香り・日本のビターチョコっぽい香り
②1.苦い
 2.変わらない
 3.甘い
③一番日本のチョコに近い、一番好き、苦いと思いきやちょうど良い、ブラックの割に甘い、甘すぎず食べやすい、日本のビターチョコより苦さが洗練されている、大人の味、ビターで言葉を失った、明◯のビターチョコのような味

AU LAIT/RIZ CÉRÉALES(シリアル入りミルク)

①1.甘い香り ダントツ!!
 2.苦そうな香り、ココアの香り、やさしい香り
②1.甘い またまたダントツ!!!
 2.変わらない
③さくさく、ザクザク感がおいしい、日本のより甘い、ミルクの風味がものすごく濃い、すごく甘い、甘すぎ、日本のクランキーに比べてすごく甘い、まろやかできつすぎずやさしい感じ

AU LAIT(ミルク/ナッツ入り)

①1.甘い
 2.チョコレートの香り
 3.ピーナッツの香りが強い、クルミっぽい香り
②1.甘い
 2.変わらない
③ナッツが強すぎる、新鮮な感じ、ミルクが効いている、海外の甘さ、口の中に残る感じ、アーモンドがいい感じ、ミルクの風味がいい、甘くてとてもおいしい、あまり甘くなくてびっくりした、中のナッツがめちゃくちゃおいしい、ナッツがすごくおいしい、日本のチョコと比べると甘い、結構濃い味、シリアルチョコと同じような味、日本のアーモンドチョコより甘い

LAIT(ミルク)

①1.甘い香り
 2.カカオの香り
 3.やさしい香り、ミルクの香り、日本のチョコのような香り
②1.甘い
 2.変わらない
 3.少し甘い
③日本のチョコより甘くておいしい、日本のチョコと比べると滑らかさに欠ける、まろやかできつすぎずやさしい味、普通にめっちゃ好きな味、やわらかい、日本のミルクチョコよりさっぱりした甘さ、少し口の中に残る感じがした、甘さの主張が強かった、ちょっと舌にまとわりつくような感じ、日本のチョコより粘り気がある、チョコレートっぽい苦みがあまりない、甘すぎなくて食べやすい、The 外国感

まとめ

チョコレートショップのチョコレートは、ブラックチョコレートが多く、カカオの香りがし、甘さは控えめでやや苦みを感じるものが多い。
スーパーで販売されている板チョコは、ミルクチョコレートが多く、甘い香りがし、個人差はあるが、日本人にとっては甘さが強く感じられる。

感想

今回の調査で、フランスには様々なチョコレートがあり、甘さや味、香り、価格も様々であるということが分かりました。今後は、フランスのチョコレートはなぜ甘く感じるのか、フランスのチョコレートショップのチョコレートはなぜこんなにも高いのか、日本人とフランス人の味覚の違いや、チョコレートの原材料の輸入先の違い、ショップのブランドの歴史や職人さんの技法、各チョコレートの成分量の比較などを通して、さらに深く調査したいと思います。
フランス語を習い始めて4ヶ月で、ひとりでフランスへ行き、現地で調査をし、今こうしてホームページを作り上げることができたのは、本当にたくさんの人のおかげです。関わって下さった、協力して下さった全ての方に、この場を借りてお礼申し上げます。心より感謝しています、ありがとうございました!!
また、このページを見て、読んで下さった皆さんにも感謝いたします。ありがとうございました。

アンスティチュ・フランセの方の感想

多くの詳細について、アンケートはとても緻密で、興味深いです。チョコレートショップとスーパーで同時に調査しているのはとても良いです。そしてアンケートの質問が適切です。フランスのチョコレートショップの質問は、価格を強調しています。しかし、フランスのチョコレートの価格に関する結論はありません。日本のチョコレートより高価、安価、とても高い、日本人はどう思うのでしょうか…?同じくあなたは、どのチョコレートを好むか、それはなぜか、のようなあなたの個人的な見解も示すことができます。日本の調査の部分は少しややこしいです、私たちフランス人は番号だと分からなくなります(A,B,C…に置き換えることができます)。さらに、可能であれば、チョコレートやチョコレートショップの写真を追加するとさらにおもしろいでしょう。

ーアンスティチュ・フランセの先生へー
お褒めの言葉や、具体的なアドバイスを頂き、ありがとうございます。今後フランス語で調査結果をまとめる際は、フランス人の視点から見た見やすさも大切にしたいと思います。

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